フォーミュラE 第3戦 チリ・サンティアゴE-Prix 決勝ハイライト

フォーミュラE 第3戦 チリ・サンティアゴE-Prix 決勝ハイライト

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フォーミュラE第3戦は南アメリカに舞台を移します。
戦いの場となるのは、チリの首都サンティアゴの緑豊かな市街地コース。
昨シーズンは、ベルニュとロッテラーが壮絶な首位戦いを繰り広げ、1-2フィニッシュを達成しました。

全長:2.348km
コーナー数:14

今回舞台となったサンティアゴ市街地コースはタイトコーナーが多く、ブレーキングバトルが各所で見られました。
今回ポールポジションを獲得したのは日産のブエミ。日産初優勝が見えていました。
12分経過時に、2位争いをしていたウェーレインとバードがホームストレート後のブレーキングで順位を入れ替えバードが2位に浮上。
その後は数周毎にどこかで接触やスピンが発生。
そしてレース残り15分を迎えようとしていた頃に、なんとトップを走っていたブエミが単独クラッシュ。
フロントタイヤをウォールにヒットし、リタイヤを余儀なくされた。
これによりトップはバードとなり、ウェーレイン、シムズが続く。
レース残り2分で日産のローランドも単独クラッシュ。日産勢は決勝でダブルリタイヤとなってしまった。
優勝はヴァージンレーシングのサム・バード。 2位にはマヒンドラのパスカル・ウェーレイン。 3位でフィニッシュしたシムズはペナルティにより降格。変わって表彰台を獲得したのはアウディのダニエル・アプトとなった。
今回のレースは完走14台と非常に荒れたレースとなり、一部のドライバーは10回以上の接触をしたとコメントしているほど。
そんなサバイバルレースで2位を獲得したウェーレインは次のように語った。
「フォーミュラEで初めてのフルレースを終えただけでなく、表彰台に上がれたことで安心した」
「今日はフォーミュラEでの最初のフルレースを走り切れて素晴らしかった。 マラケシュではほとんどレースをできなかったけど、今回は素晴らしいレースだった」
「レースを終えたとき、マシンの中で「今回のレースで勝てていたかもしれない」と思った。その時は悔しかったですが、車から出て時間が経てば嬉しくなりました」
「レース終盤はバッテリー残量ではなく、温度によってペースを制限されていました。マシンにはまだたくさんのエネルギーが残っていましたが、使用できなかったのです」と笑顔で語った。
ウェーレインが語ったように今回のチリE-Prixは気温が非常に高く、最高路面温度は60度を超えていたようで、クラッシュや接触が多かったのは気温が原因になっていたかもしれない。

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