フォーミュラEマシン充電に無公害なグリセリン使用
イギリスのAquafuel社はフォーミュラEチャンピオンシップで使用されているマシンSpark-Renault SRT_01Eの全40台にグリセリン(グリセロール)を使用する発電機から発電されるマシンの動力源となる電気を供給しています。
イギリスの燃料会社であるGreenergy社と提携しグリセリン燃焼の新技術を開発しました。パドックにあるこの発電機がGP開催期間中急速、安全にかつ公平に地球温暖化の原因とされている二酸化炭素を排出することなくフォーミュラEマシンに電気を供給しています。
発電機を動かす際にグリセリンを燃焼させるので二酸化炭素は発生しますが、グリセリンを生成している藻がその二酸化炭素を藻が育つときに吸収している為、二酸化炭素の排出を抑制することが出来るのです。またマシンはこの新技術を用いた発電機を使用することでバッテリーが空の状態からフル充電を50分で完了することが出来ます。
グリセリンは海水で育つ藻から大量に採取することができるのと同時に電気自動車で使用されているレンジエクステンダーエンジンの燃料の化石燃料の代わりとなることが期待されています。
>> Comment from EVracing.jp
世界でも最先端の技術がモータースポーツの場で実験、開発されることで一般の電気自動車へ応用できるような環境は非常に良いと思います。現在検討されているワイヤレス充電のシステムも導入される事を楽しみにしています。
source: www.fiaformulae.com