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待望のフォーミュラE開幕戦、フォーメーションラップ時にJarno TrulliがリタイヤやHo-Pin Tungがピットスタートなどトラブルが見られるも、スタートは1コーナーでの接触などほぼも無く順調な展開となりました。

序盤はエネルギーマネジメントを各車気にしている様子も見られましたが、直ぐにオーバーテイク合戦が見られるエキサイティングな展開となりました。第一スティントはNicolas Prostが安定してトップを主導、Takuma Satoはオーバーヒート原因が予測されるマシントラブルにより途中ストップなどあるも車両電気系を再起動するなどトライを続け走り続けました。

注目のマシン交換によるピット作業も大きな混乱も無かったです。開幕戦という事で、アンダーカットやステイアウトなど殆ど無く全チーム同じタイミングだったのが興味深い所でした。しかしながらピット作業時間には大きなばらつきがあった様で2番手以降の順位は変動と今後も面白い要素となりそうです。

レース終盤、ピット作業等により2番手まで上がって来たNick HeidfeldとNicolas Prostの攻防にLucas di GrassiやFranck Montagnyが続く緊迫した展開が続きました。最終ラップにドラマは待っていました、エネルギーをセーブしてチャンスを伺っていたNick Heidfeldが最終コーナーでNicolas Prostのインにスマートに入った、はずでしたがNicolas Prostがクリッピングにつくかなり手前から進路をイン側に急に変えた事により接触。Nick Heidfeldはコーナー縁石に跳ね上げられる形でそのままウォオールに追突し両者リタイヤとなりました。

3番手につけていたAudi Sport ABTのLucas di Grassiがそのまま最終コーナーを駆け抜け優勝と衝撃的な展開の開幕戦となりました。

※Nicolas Prostは次戦予選順位10グリット降格のペナルティを受けました。

>> Comment from EVracing.jp
レース後のコメントにてTakuma Sato、鈴木亜久里や片山右京が揃って「思ったよりもしっかりオーガナイズされている、レース自体も面白い」と述べていた様に初戦大成功に終わったと思います。レースマネジメントやピット作業に関してもF1やWEC等よりまだまだ不確定要素が多い分、予測出来ない展開に興奮しました。次レースまで期間は空いてしまいますが楽しみです。

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