
フォーミュラE 2025 第10-11戦 上海 E-PRIX 情報
フォーミュラE 2025シーズンの第10/11戦である中国/上海でのレースが間もなく開催される。
昨年に引き続きの開催
フォーミュラE世界選手権は、シーズンの第10-11戦として上海E-Prixを開催する。
シーズン後半戦でのダブルヘッダーはチャンピオンシップポイントを大量に加算することができるため、各チームにとって重要な2連戦となる。
フォーミュラEの初開催国である中国はパンデミックの影響で数シーズンの間、開催を中止してカレンダーから外されていた。
そして2024シーズンに久々のフォーミュラE復帰となり、今シーズンも同イベントが開催されることになった。
上海は、中国の中でも特に経済が発展している都市であり、首都の北京を超えるほどの影響力を持つ。
人口は2400万人と非常に多く、アジアでもトップクラスの人口密度を誇る。
開催時期の平均気温は27-20℃程度となっているが、降水量が多い時期となるためウェットレースの可能性もある。
また、湿度も1年を通して高い。
現在、チャンピオンシップをリードしているのは日産のローランドだ。
2位以下に80ポイント近い差を付けており、チャンピオンシップを独走している。
2位と3位にはウェーレインとダ・コスタのポルシェ勢2人が続く。
コース情報
全長:3.051km ターン:12
概要
過去の開催時は市街地コースを使用していたが、昨年からカレンダーに復帰した中国ラウンドは上海にある常設サーキットを使用することとなった。
使用されるコースは、ヘルマン・ティルケによって設計された上海インターナショナル・サーキットだ。
2004年にF1中国GPのためにオープンし、数年間に渡ってF1レースを開催した。
上海E-Prixでは、グランプリコースの内側を使用するショートレイアウトが使用される。
全長は3.05kmと平均的な長さながら、コーナー数は12箇所と少なく、コース幅も常設サーキットらしく広い。
常設サーキットでのレースは、純粋な速さよりもエネルギーマネジメントで勝敗が分かれる可能性が高い。
オーバーテイクも多くなり、終盤にかけて争いが増えていくだろう。
ターン
ホームストレートはグランプリコースと同様となり、フォーミュラEとしては非常に長い。
スタートラインは通常のグリッドと同様の場所に設定されているため、ターン1までは距離がある。
ターン1から続くロングコーナーは徐々にタイトになっていく特徴的な形状であり、上海を代表するエリアだ。
ターン3からは逆方向に徐々に緩くなっていく形状のコーナーとなり、タイヤを滑らせながらの加速が見れるだろう。
ターン6はオーバーテイクポイントとなるヘアピン。
ターン7-8は高速のS時セクションとなる。
ターン9からはグランプリレイアウトを外れ、直線的にショートカットルートへ入る。
ターン10-11はシケインとなり、グランプリコースのピットロードを通過してターン12でホームストレートに合流する。
フィニッシュラインは最終コーナー後すぐの場所になる。
5月30日(金)
17:00 - 17:55 プラクティス1
5月31日(土)
09:00 - 09:55 プラクティス2 11:20 - 12:43 予選 16:03 - 17:00 決勝
6月1日(日)
09:00 - 09:55 プラクティス3 11:20 - 12:43 予選 16:03 - 17:00 決勝