フォーミュラE 2024 第13-14戦 ポートランド E-PRIX 情報
二度目の開催
フォーミュラE世界選手権は、第13-14戦としてアメリカのポートランドでE-Prixを開催する。
アメリカではこれまでもフォーミュラEを開催してきたが、マイアミ、ロングビーチ、ニューヨークに続き、現在はオレゴン州ポートランドで開催されている。
昨年に初開催で成功を収めたイベントであり、今シーズンはダブルヘッダーとして開催される。
ポートランドはアメリカ合衆国オレゴン州にある都市だ。
オレゴン州最大の都市であり、50万人以上が暮らす地域となっている。
ポートランドは環境に優しい都市であるとされており、全米1位の評価を得ている。
また、全世界でも、アイスランドのレイキャヴィークに次いで第2位とされている
フォーミュラEが開催される6月の平均気温は22℃-11℃となっており、過ごしやすい気候だ。
降水量も40mm程度とポートランドとしては比較的少ないが、雨の可能性もある。
現在チャンピオンシップをリードしているキャシディは、2位に25ポイント差を付けており、1戦では逆転される可能性が低い程のリードを築いている。(167P)
ランキング2位のウェーレインは、前戦のノーポイントによって少し離される形となった。(142P)
ランキング3位にはエバンスが浮上してきており、キャシディと共にジャガーの戦闘力の高さを証明している。(132P)
ランキング4位はローランドとなっており、ここまでがチャンピオン候補と言っても良いだろう。(131P)
コース情報
全長:3.19km ターン:12
概要
フォーミュラE特有の市街地サーキットではなく、完全な常設サーキットとなる。
アメリカのトップカテゴリーレースを開催しているサーキットであり、インディカーシリーズやIMSA等の開催実績がある。
全長は3.19kmと、フォーミュラEの開催コースとしてはやや長めとなるが、圧倒的に直線の区間が長い。
特にホームストレートと裏ストレートの2本の直線は、Gen3マシンのパワーを十分に発揮できるだけの距離がある。
直角コーナーが多い市街地コースと違い、曲線的な常設サーキットらしいコーナーが続き、平均速度はかなり上がることとなる。
また、コース幅もかなり広いため、低速コーナーがフォーミュラEにとっては中速コーナーとなる。
レースでのエネルギーマネジメントは非常に難しく、ストレートではかなりのマネジメントが必要となってくるだろう。
予選と決勝で走らせ方が大きく異なるコースになる可能性があるため、それぞれのセッションで違った楽しみ方ができる。
ターン
スタートラインとフィニッシュラインは同一ストレート上に設置された。
まず初めにやってくるターン1はシケインとなっておりオーバーテイクポイントとなる。
直線が長いため、ブレーキング勝負をする前に順位が決まる場面も多いだろう。
ターン4-5は複合の右コーナーであり、ロングコーナーだ。
続くターン6の左コーナーも常設サーキットらしいコーナーとなっている。
少し加速した後、ターン7の右低速コーナーを抜け、裏ストレートの長い直線に入る。
ターン10-11はストレート後の高速S字となり、フォーミュラEでは珍しい高速コーナーだ。
最終のターン12はそのまま右に回り込み、ホームストレートに戻ってくる。
フィニッシュラインはストレートの中間よりも先に位置しているため、ファイナルラップのバッテリー残量が勝敗を分ける可能性が十分にある。
6月29日(土)
08:55 - 09:45 プラクティス1 23:25 - 24:15 プラクティス2
6月30日(日)
01:40 - 03:03 予選 06:03 - 07:30 決勝 23:25 - 24:15 プラクティス3
7月1日(月)
01:40 - 03:03 予選 06:03 - 07:30 決勝