フォーミュラE リバティ・グローバルが株式を取得
フォーミュラEは、リバティ・グローバルがワーナー・ブラザース・ディスカバリーが保有するフォーミュラEシリーズの株式を取得することを発表した。
ワーナー・ブラザース・ディスカバリーが保有する株式の取得が完了すれば、フォーミュラEにおけるリバティ・グローバルの保有比率は65%となり、リバティ・グローバルがフォーミュラEの経営権を握ることになる。
フォーミュラEは、FIA公認の唯一の電動レースチャンピオンシップであり、創設当初からネット・ゼロ・カーボン・スポーツであることが特徴だ。
電気自動車によるシティレースとして始まり、今年で10シーズン目を迎えるフォーミュラEは、4大陸にまたがる世界有数の都市で16レースが開催され、世界のスポーツ界でも特に多様性に富んだカレンダーを誇っている。
世界中の約4億人のファン、11チーム、22人のワールドクラスのドライバーを擁するフォーミュラEは、ジャガー・TCSレーシング、日産、タグ・ホイヤー・ポルシェ、NEOMマクラーレンなど、最高のモータースポーツの才能が集う場所である。
また、モナコではシーズン11から使用される新車、GEN3 Evoを公開して注目を集めた。
GEN3 Evoは60マイルまで1.82秒で加速可能で、これは現在のF1マシンよりも約30%速く、他のFIA公認シングルシーターよりも速い0加速を実現する。
近年、益々注目を集めているフォーミュラEが、新たな株主を迎えることで、どのような変化が起こるか注目される。
フォーミュラEのCEOであるジェフ・ドッズは、次のように述べている。
「まず最初に、ワーナー・ブラザース・ディスカバリーが過去9年間にわたってフォーミュラEを支援し、指導してくれたことに感謝したい。リバティ・グローバルはビジネスを構築し、成長させてきた実績があり、我々への投資は飛躍的な成長期を計画している我々にとって絶好のタイミングです。リバティのリーダーチームとは10年以上の付き合いがあり、一緒に仕事をしてきたので、彼らの専門知識とリソースの恩恵をさらに受けることができることに感激している。これは、私たちのスポーツの大きな可能性を証明するものです」
リバティ・グローバルCEOのマイク・フリースは次のように語った。
「10年近く前に初めて投資したビジネスであるフォーミュラEに対し、実質的な経営権を得られることに興奮しています。フォーミュラEは、スポーツ界で最も進んだ持続可能性の基準を取り入れながら、さらなる成長を遂げる大きな可能性を秘めています。今回の投資は、非常に魅力的な事業への長期投資を行うという当社の戦略を継続するものです」
出典:https://www.fiaformulae.com/en/news/501171