フォーミュラE ABTがホームレースにむけてコメント
ケルビン・ファン・デル・リンデは、ニコ・ミューラーの代役としてベルリンでフォーミュラEにカムバックする。
5月11日と12日に開催されるベルリンE-Prixのダブルヘッダーは多くの変化をもたらす。
1つは、サーキットのレイアウトが大幅に変わることで、もう一つはグリッド上のドライバーの組み合わせが変わることだ。
ベルリンでドライバーの入れ替えが行われるチームのひとつがABT CUPRAだ。
ドイツでホームレースを迎えるABTは、ルーカス・ディ・グラッシとともにケルビン・ファン・デル・リンデを投入する。
南アフリカ出身のファン・デル・リンデは、同じ週末にFIA世界耐久選手権に参戦するスイス人ドライバーのニコ・ミューラーに代わってレギュラードライバーを務める。
27歳のファン・デル・リンデは以前にもフォーミュラEでドライブした経験があり、シーズン9の開幕戦でロビン・フラインスが骨折した際にはABT CUPRAで代役を努めた。
ケルビン・ファン・デル・リンデは電動レースへの復帰について語った。
「フォーミュラEチームと週末を共にできるのはエキサイティングだ。ニコは好調なシーズンを送っているが、もちろん、彼の代表としてふさわしい走りができるようベストを尽くすつもりだ。。コースだけでなく、エネルギーマネージメントや戦略についても、すでにシミュレーターで準備してきた。新しいレイアウトは長いストレートがあるものの典型的なフォーミュラEサーキットで、エキサイティングなレースが見られるだろう」
チームメイトのルーカス・ディ・グラッシもコメントした。
「ベルリンは僕にとってサンパウロ、モナコに続く第3のホームレースのようなものです。ドイツの首都で開催されるこのイベントは、多くのゲスト、スポンサー、パートナー、友人たちが集まるので、チームにとっても非常に重要です。コースレイアウトが新しくなっても、コース上の特別な雰囲気は変わらないでしょう」
昨シーズン、ABTのドライバーであるミュラーとフラインスが、雨天のコンディションの中で2台のマシンをフロントロウに並べたことで大きな話題となった。
ABTのCEO兼チーム代表であるトーマス・ビアマイヤーは次のようにコメントした。
「すでに多くの成功を収めているベルリンでのホームレースへの期待はもちろん大きいです。2日間のフルスケジュール、多くのゲスト、新しいコースレイアウト、ルーカスと並ぶケルビンという新しいドライバー、そしてアンコールとして月曜日の2人のドライバーによるルーキーテスト。冷静さを保ち、スムーズなレースを2日間過ごし、できるだけ多くのポイントを持ち帰りたいです」
出典:https://www.fiaformulae.com/en/news/497326