フォーミュラE 2024シーズンのエンビジョンのマシンカラーが公開
エンビジョン・レーシングは、著名な気候科学者であるエド・ホーキンス教授とのパートナーシップを発表し、チームのマシンとキットに “クライメート・ストライプ “をあしらった新カラーを発表した。
レディング大学教授で気候科学の第一人者であるエド・ホーキンス氏は、世界各国の歴史的な気温の変化を表す「クライメート・ストライプ」を考案したことで知られている人物だ。
2018年に初めて作成されたこのストライプは、地球温暖化の傾向を印象的な1枚の画像で視覚的に強調することを目的としている。
チームは、COP28のユースデーに24年シーズンのマシンカラーリングを発表し、ホーキンス教授がナレーションを務める形でクライメート・ストライプを紹介することで、気候危機への取り組みに対する認識を高め、ファン、パートナー、競合他社に協力するよう鼓舞した。
バーコードのような縞模様は、年間の気候データを色のついた縞模様の列に変え、長期平均と比較した年間の気温と降水量を示している-比較的暖かい年は赤い棒、涼しい年は青、雨の多い年は緑、乾燥した年は茶色となる。
ホーキンス教授は次のように語った。
「気候変動は、現代の決定的な課題のひとつです。すべての国、地域、都市が温暖化しています。もはや猶予はありません。この問題に取り組み、地球温暖化の影響を軽減する解決策を提供するためには、異なるセクター間の協力が不可欠です。エンビジョン・レーシングと提携し、気候変動の緊急の対策についての会話に新たな観客を引き込むことができることをうれしく思います」
エンビジョン・レーシングのマネージング・ディレクターであるシルヴァン・フィリッピは、次のように語った。
「私たちは、一流のスポーツチームとしての地位を利用して、業界における気候擁護に関する会話を促進することに情熱を注いでいます。ホーキンス教授とパートナーシップを組めることを嬉しく思いますし、私たちのレースカーにクライメート・ストライプを展示することで、気候変動という重大な問題に注目を集めるだけでなく、ポジティブな環境変化を推進する上で、スポーツや企業が果たせる役割について、より幅広い議論を促すことができると信じています」