EA SPORTS WRC - 総合情報まとめ

EA SPORTS WRC – 総合情報まとめ

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EA SPORTS WRC とは

EA SPORTS WRCは、コードマスターズが制作を手掛けるラリーシミュレーターです。
コードマスターズは、F1公式ゲームを長らく制作しており、大人気ラリーシミュレーターのDiRT Rallyシリーズを制作したスタジオでもあります。
DiRT RallyシリーズはWRCマシンが収録されているものの、公式ライセンスを取得して作られたソフトではなかったため、WRC公式ゲームでライセンスが発行されている最新車両は収録されていませんでした。
しかし、遂にコードマスターズがWRC公式ゲームとなったことで、最新のラリー1車両を収録することができました。
DiRT Rallyシリーズと同系統のシミュレーターとして制作されており、全体的な雰囲気は似ています。

全体的な映像表現は綺麗な部類に入るものの、DiRT Rally2.0と比較すると気になる点もあります。
グラフィックエンジンはUE4を使用しており、前作のDiRT Rally2.0から変更された影響か、最適化がまだ完了していない様子です。
具体的には、一部コースのオブジェクト密度の低さや、オブジェクトの種類が少なく感じます。
リリース後の改善は当初から予定されているため、今後のアップデートで徐々に最適化されていくことを期待しましょう。
また、グラフィックエンジンのUE4からUE5への移行が行われた場合には、飛躍的な映像演出の向上が予想されます。

挙動面では、DiRT Rally2.0と同様の感覚で操作が可能です。
収録車種もDiRT Rally2.0から引き継いでいるマシンが多く、乗り慣れたマシンを同様の感覚で使用できます。

収録車両はDiRT Rally2.0から大部分は引き継がれ、新たにラリー1クラスを始めとした車両追加が行われています。
最新のラリー1マシンはハイブリッドシステムも搭載されており、ラリークロスマシンと同等の加速性能を発揮します。
逆に、DiRT Rally2.0に収録されていたラリークロスマシンや、R-GT等の奇抜なマシンが無くなっています。

サウンド面もDiRT Rally2.0と大きくは変わりません。
マシン特有のサウンドも再現されており、雰囲気は継承されています。

収録コースはDiRT Rally2.0から一新されました。
WRCのカレンダーに登場するイベントと、複数の追加イベントのコースが収録されていますが、ほぼ全てのコースが新規収録となります。
DiRT Rallyシリーズではコース距離が4-8kmがショートステージ、10-16kmがロングステージとして設定されていましたが、EA WRCでは4-8kmがショートステージ、9-18kmがミドルステージ、20-35kmがロングステージとなりました。
30kmを超えるロングステージが複数個収録されているため、集中力を切らすことなく走り続ける過酷なステージを楽しむことができます。
また、逆走ステージでは順走ステージと一部異なるルートを通る設定になっている場合があり、単純な逆走ではなくなりました。

マルチプレイは、ラリークロスがなくなった影響で同時に他車と競う場面はなくなりました。
30kmクラスのロングステージが実装されたことでライバルとの集中力勝負は面白みがありますが、タイムでの勝負であることは変わりません。
また、DiRT Rally2.0とは違い、ライバルとの差が常に表示される状態ではなくなりました。


 

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