フォーミュラE デ・フリースとモルタラがマヒンドラに加入
マヒンドラ・レーシングは、シーズン7のフォーミュラEチャンピオンであるニック・デ・フリースと、複数の優勝経験があるエドアルド・モルタラと複数年契約を結んだ。
デ・フリースは、F2でチャンピオン獲得後にフォーミュラEへの参戦を開始し、シーズン7でフォーミュラEチャンピオンを獲得した。
その後、ウィリアムズF1チームでのスポット参戦後にスクーデリア・アルファタウリでF1に参戦した。
マヒンドラチームは、フォーミュラEチャンピオンであり4度のレースウィナーでもあるデ・フリースを、チームをタイトル争いに導くための “不可欠な戦力 “と見ている。
新たなチームでフォーミュラEに挑むデ・フリースは以下のようにコメントした。
「マヒンドラのような大手自動車メーカーの一員に加わり、フォーミュラEでドライバーを務めることは本当にエキサイティングです。基礎はすでに強固であり、チームは成功するためのすべての要素を備えているように感じます。今後、このプロジェクトと組織からさらに多くの可能性を引き出すことができると信じています。昨シーズン後半には改善の兆しが見えたものの、GEN3の初年度が少々厳しかったことは周知の事実だと思います。このチームはそのような学びを土台にし続けることができると信じていますし、ともに新たな旅を始めるにあたって、大きな前進を遂げることができるでしょう。フォーミュラEに戻ってくることは、故郷に帰ってきたような気分になるでしょう。私は3シーズンの間、フォーミュラEファミリーの一員で、みんなのこともよく知っています。いつもレースを楽しんできた慣れ親しんだ環境に戻れることを楽しみにしています」
チームメイトとなるモルタラもコメントした。
「マヒンドラ・レーシングに加わることになり、とても興奮しています。数年前から注目していたチームで、フォーミュラE選手権が始まったときから参戦していることから経験も豊富です。ここの人たちから感じたのは、同じ価値観を共有しているということです。目の前に大きなプロジェクトがあり、チームのみんなから決意とやる気が感じられます。また、マヒンドラは世界的に高い評価を得ている自動車メーカーです。早くスタートを切りたいですし、必要な仕事をこなせば選手権で成功できると確信しています」
2017年に香港でフォーミュラEデビューを飾ったスイス系イタリア人のモルタラは、参戦後すぐに2位表彰台を獲得してインパクトを与えた。
その1年後には初優勝を飾り、その後も5回の優勝と6回の表彰台を獲得している。
シーズン9ではマセラティMSGレーシングに所属し、GEN3開幕戦で7ポイントを獲得して、最終的にはドライバーズランキング14位となった。
マヒンドラ・レーシングのCEOであるフレッド・バートランドは次のようにコメントした。
「ハングリーなドライバーペアは、この旅の始まりにぴったりです。エドとニックをマヒンドラ・レーシング・ファミリーに迎えることができてうれしく思います。スピードと経験を持つニックとエドは、目標に向かってチームを牽引する上で重要な役割を果たすでしょう。チームにとって重要なのは、ドライバーたちが長期的なプロジェクトに意欲的であることで、マヒンドラ・レーシングにとって彼らはこの旅の始まりにぴったりなのです。フォーミュラEのような選手権では、一夜にして成功を収めることは不可能です。しかし、ニックとエドの契約は、私たちが築き上げることのできる強固な土台を築くものです。マヒンドラ・オートモーティブが商業的な革命を起こそうとしているのと同じように、我々もサーキットで革新性を発揮することを目指しています」