フォーミュラE ティクタムとセッテ・カマラがNIO333と契約
ダン・ティクタムとセルジオ・セッテ・カマラは、フォーミュラE世界選手権のシーズン10でNIO 333から参戦する契約に合意した。
イギリス人のティクタムは23年シーズンをランキング17位で締めくくり、ほとんどポイントを獲得できなかった22年シーズンから僅かに成長を見せた。
多くのチームが複数のチームへパワートレインの供給を行う中、NIOがパワートレインに関する顧客を持たない唯一のチームであり、ライバルに対してデータが不足していることを考えれば悪くない成績と言えるかもしれない。
NIO333はコンスタントにポイントを獲得することが長年の目標であり、23年シーズンはその目標に近づいた。
24年シーズンもNIOからの参戦が決まったティクタムは次のようにコメントした。
「このチームで3年目を迎えようとしています。シーズン9はシーズン8よりもずっと良く、シーズンスタート時点では、マシンのペースはとても良かったと思います。なのでシーズン10ではそれをベースにして、いくつかの代替戦略やパッケージの最適化によってさらにポイントを獲得できることを期待しています。レギュレーションが多くの変更を許さないので、僕らにとってはチャレンジングなシーズンになると思いますが、NIO333で再びグリッドに立てること、そして新天地に行けることを楽しみにしています。特に東京E-Prixは僕にとってハイライトになると思いますし、レースに戻るのが待ちきれません」
ブラジル人ドライバーのセッテ・カマラもコメントした。
「シーズン9は私にとって成長と学びの時期であり、ハイライトは間違いなくインドでのパフォーマンスだ。チームとしてのポテンシャルを見せられた瞬間でした。ロンドンでは残念なペナルティを受けるなど困難に直面しましたが、翌日にはマヒンドラとのバトルを制しました。オフシーズンはブラジルの自宅で休養した後、来シーズンに向けて再び準備に取り掛かっています。フィナーレからちょうど1ヵ月後、私たちはここに戻り、仕事に打ち込んでいます。シーズン10を迎えるにあたり、期待と興奮を抱いています。このチームで1年を過ごし、みんなと強い絆を築き、シーズン9の教訓と経験を引き継ぐことで勢いを感じています。成し遂げてきたことをさらに発展させ、新たなエネルギーと決意を持ってサーキットを走ることを楽しみにしています」
COO兼副チーム代表のラッセル・オヘイガンは次のように語った。
「シーズン10で再びダンとセルジオと仕事ができることをうれしく思います。彼らの才能とチームへの献身は、我々の継続的な進歩に欠かせない要素です。さらに、彼らの協力的なアプローチと全体的な進歩への献身は、野心的な目標を追求する上で明らかな財産となります。シーズン9は我々のポテンシャルを示すとともに、取り組むべき課題を浮き彫りにしてくれました」