フォーミュラE キャシディがジャガーへ移籍
ジャガーTCSレーシングは、ニック・キャシディがフォーミュラE世界選手権のシーズン10のドライバーラインナップに加わることを発表した。
フォーミュラEの勝者であり、2023年のタイトル挑戦者でもあるニック・キャシディは、同じニュージーランド人で、2016年からジャガーでフォーミュラE世界選手権に参戦しているミッチ・エバンスと合流する。
この2人はこれまでに、15勝、37回の表彰台、11回のポールポジション、1076ポイントのチャンピオンシップポイントを獲得しており、間違いなくグリッド上で最強のドライバーラインナップのひとつとなる。
キャシディは、2023年シーズンのドライバーズ・チャンピオンシップで2位となり、タイトル争いをシーズン最終盤までもつれ込ませた。
また、エンビジョン・レーシングのチームタイトル獲得にも大きく貢献した。
今回の移籍について、キャシディは次のように語った。
「2024年のフォーミュラE世界選手権のためにジャガーTCSレーシングに加わることになり、とても興奮しています。また、ジャガーのようなモータースポーツの成功の歴史を持つチームでレースをすることを楽しみにしています。今シーズンはこれまでで最も成功したシーズンだったので、この経験を活かしていきたいと思います」
「ジャガーのステアリングを握り、表彰台、そして優勝を目指して戦うのが待ちきれません。また、ミッチをチームメイトに迎えることを楽しみにしています。私たちは子供の頃からの知り合いで、何年にもわたってレースで対戦してきました」
ジャガーTCSレーシング・チーム代表のジェームス・バークレイは次のようにコメントした。
「ニック・キャシディがジャガーTCSレーシングに加入することを発表できて、とても嬉しく思っています。彼の実績が物語っているように素晴らしいドライバーであることは周知の事実ですが、私は彼が日本でレースをしていた頃からずっと注目していました。フォーミュラEに参加して以来、彼はますます力をつけており、2023年シーズンの活躍は非常に印象的でした。ニックはチームへの加入を強く望んでおり、我々は彼をジャガー・ファミリーに迎えることができたことを誇りに思います。ジャガーと才能豊かなチームとともに、再びドライバーズとチームの両世界選手権のタイトルに挑みたいと思います」
