エクストリームE 2023 第3戦 HYDRO X-Prix ハイライト

エクストリームE 2023 第3戦 HYDRO X-Prix ハイライト

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エクストリームEは、2023年シーズンの第3-4戦としてスコットランドのガロウェイでレースを行った。

MAY 13: Amanda Sorensen (USA) / RJ Anderson (USA), GMC Hummer EV Chip Ganassi Racing, leads Laia Sanz (ESP) / Mattias Ekstrom (SWE), Acciona | Sainz XE Team during the Scotland X-Prix on May 13, 2023. (Photo by Alastair Staley / LAT Images)

2023年シーズンの第3-4戦は初開催となるスコットランドのガロウェイだ。
ダブルヘッダーでの開催となる今シーズンは土曜日と日曜日にレースを行う。

スコットランドはイギリスの北部に位置し、ユニークで多様な環境で知られている。
スコットランドの風景として、険しい山々、なだらかな丘陵、深い渓谷、美しい海岸線があり、またヨーロッパに残る数少ない古代森林地帯の 1 つである有名なカレドニアの森林がある。
また、アカシカ、イヌワシ、カワウソ、アザラシなどの野生動物が各地で見られ、豊かで多様な野生動物が生息している。
スコットランドの5 月は過ごしやすく、1年で平均して最も乾燥した月だ。
それでも、雨が降る可能性は十分にあり、マッドコンディションでのレースも予測された。

他のシリーズとは違う特殊なレースフォーマットを採用しているエクストリームEは、今シーズンから2レース制となり、土曜日と日曜日にそれぞれレースを行う。
各チームは5台での予選レースを異なる組み合わせで2レース戦い、順位によって付与されるポイントの合計でファイナル進出を目指す。
昨シーズンとは違い、単走や3台でのレースがなくなったため、混戦を抜け出すための序盤のレース運びが非常に重要となる。
また、定められた区間で最速タイムを記録したマシンにはポイントのチャンピオンシップポイントが付与される。

リデンプションレース

6位以下の順位を決めるリデンプションレースには、マクラーレン、JBXE、サインツXE、ベローチェが並んだ。
最後の一台であるABTは予選でのクラッシュの影響でマシンの修復が間に合わず出場できなかった。
ターン1で先頭をとったのはサインツXEだった。
ターン1後にアウトサイドからのオーバーテイクを狙ったベローチェだったが、水溜まりで減速してしまい2番手でレースを進める。
この2台はチャンピオンシップを争っているチーム同士であり、重要な争いとなる。
ベローチェはサインツXEに離されずに付いていき、ドライバー交代のためのピットへ入るタイミングでは4秒ほどのタイム差と、十分に逆転が可能な間合いで来た。
ピットアウト後すぐにベローチェはハイパードライブを使用してサインツXEとの距離を詰めるが、その後のサインツXEはペースをコントロールして距離を保ちつつレースを進めた。
最終的に両車の差は縮まらずにチェッカーを受け、リデンプションレースを制したのはサインツXEだった。
2位にはベローチェ、3位はマクラーレン、4位はJBXEとなった。

グランドファイナル

優勝者を決めるファイナルステージには、チップガナッシ、RXR、X44、カール・コックス、アンドレッティが並んだ。
スタート後にハイパードライブを使用するマシンが多く、X44以外がターン1でポジション争いを繰り広げた。
ターン1で先頭をとったのはアンドレッティであったが、X44がターン1後にハイパードライブを使用して一気に1位へジャンプアップする。
トップに立ったX44だったが、その後の登りコーナーでアウトサイドへ膨らみ、アンドレッティがその間にインサイドへ飛び込んでトップを奪取する。
アンドレッティに押し出される形になったX44はRXRにも抜かれて3位となる。
2位争いを展開するRXRとX44だったが、RXRがコース脇の岩場にクラッシュしてしまいリタイヤとなる。
実力者のクリストファーソンがクラッシュした原因の予想としては、ターン1後のウォータースプラッシュでフロントウィンドウが濡れ、そこに前走者の巻き上げた砂埃が付着したことでワイパーが十分に動かなくなり、視界不良によってコースを見失ったことが可能性として挙げられる。
X44はこれで2位へ浮上して、アンドレッティを追いかける展開となる。
トップのアンドレッティはX44に8秒程度の差を付けてピットインする。
両車はピットアウト後も同様の差を保った状態で、最終的に6秒差でアンドレッティが逃げ切りトップでチェッカーを受けた。
しかし、アンドレッティがゴール後にピット作業でのペナルティが課せられたことで2位に降格となり、変わってX44が優勝となった。
3位はカール・コックス、4位はチップガナッシとなった。

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関係者コメント

X44のフレイザー・マコーネルは次のように述べた。

「X44で初勝利を挙げることができ、とてもうれしいです。この勝利はチーム全体が目指してきたものです。スタートはアウトサイドから2番目というあまり良いポジションではなかったので、前に出るためには少しリスキーなことをしなければならないと思っていましたが、上手く動くことができました。少しミスがあり順位を落としてしまったけど、その後はアンドレッティのペナルティで逆転できるだけの十分な距離を維持した状態でレースが進み、最終的に掌理することができました。繰り上げでの勝利ですが、重要な勝利であることは変わりません。X44でこのような結果を出せてとても幸せです」

MAY 13: Cristina Gutierrez (ESP), X44 Vida Carbon Racing, and Fraser McConnell (JAM), X44 Vida Carbon Racing, 1st position, celebrate in Parc Ferme during the Scotland X-Prix on May 13, 2023. (Photo by Charly Lopez / LAT Images)

出典:https://www.extreme-e.com/en/results/s03/hydro-xprix-3

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