フォーミュラE クビアトがルーキーテストに参加
NIO 333は、4月24日に行われるベルリンルーキーテストに、元F1ドライバーのダニール・クビアトと世界ツーリングカーチャンピオンのミケル・アズコナを選出した。
クビアトは、2014年から2020年までの6年間、レッドブルの一員としてトロ・ロッソ/アルファ・タウリ/レッドブル・レーシングでF1に参戦し、3度の表彰台を獲得した。
昨年はNASCARカップシリーズに3回参戦し、今シーズンはWECに参戦しており、LMP2カテゴリーで2位につけている。
フォーミュラEに初めて乗り込むことが決まったクビアトはインタビューに答えた。
「NIO 333で初めてフォーミュラEに挑戦することになり、とても興奮しています。フォーミュラEは非常に競争力のあるハイレベルな選手権であることが長年にわたって証明されてきたと思います。レースはとても速く競争力があり、チームも毎年大きな進歩を遂げ、将来的にはさらに強いポジションを目指して戦うことになるでしょう。今回のテストで、私たちが共に何ができるのかを知ることは興味深いです」
元F1ドライバーのフォーミュラE挑戦は過去にも数回あるが、F1トップチームでの実績があるドライバーは数少なく、クビアトのルーキーテスト参加は大きな注目を集めている。
スペイン人のミケル・アズコナは、クビアトとともにテストに参加する。
アズコナは、昨年のWTCRや、TCRヨーロッパで2度のチャンピオンに輝いたツーリングカーのスペシャリストだ。
また、アズコナはFIA ETCRに2シーズン参戦し、最大500kWの出力を誇るEVを使用したツーリングカーシリーズで、3度の優勝を獲得している。
フォーミュラEテストに向けて、アズコナは以下のように語った。
「ルーキーテストに参加できるのは本当にうれしいことで、NIO 333が与えてくれた機会にとても感謝しています。2012年以来、シングルシーターを運転するのは初めてですが、だからこそ、そこで自分のスキルを向上させたいと思うと共に、この新しいテクノロジーについて学びたいと思っています。過去に参戦した電気自動車のツーリングカーレースは、僕にとって初めての経験でしたが、とても競争力がありました。理論的には似たような技術ですが、フォーミュラEマシンで感じる全く異なる感覚に期待しています」
出典：https://www.fiaformulae.com/en/news/414414/kvyat-and-azcona-to-test-for-nio-333-in-berlin
