フォーミュラE ケープタウンE-Prixのコースが発表
ケープタウンで開催される予定のFIAフォーミュラE世界選手権のレーストラック案が発表された。
FIAモータースポーツ評議会の承認を経て、フォーミュラE用の特設コース案が公開され、ケープタウンの最も有名な場所のいくつかを通過する素晴らしいレイアウトが確認できる。
ケープタウンは、2023年に行われるシーズン9でカレンダー入りを予定しており、FIAフォーミュラE世界選手権が開催される都市の中でも、特に特徴的なコースとなることが予想されている。
その一つとして、フォーミュラE史上最速のサーキットに分類される。
ケープタウンE-Prixは、グリーンポイント地区のフレイロードからスタートし、シグナルヒルを背景にレースを繰り広げる。
その後、左コーナーのターン1で減速し、短いストレートに入る。
そしてヘレン・スズマン大通りに入り、ターン2も左の低速コーナーとなっており、グランジャー・ベイ大通りに入る。
ストレート後には急なシケインが待ち構えており、オーバーテイクのチャンスがある。
その後、海沿いのムイユポイントのビーチロードを走りながら最高速に到達し、ターン9のブレーキングを行う。
その後は再度左コーナーを曲がりフリッツ・ソネンバーグロードに入り、最後コーナーの右コーナーを抜けて1周となる。
ケープタウンは来年のシーズン9において、アフリカの都市として初めて、電気自動車によるFIA世界選手権を開催する予定である。
詳しい日程は年内に発表される予定だ。
フォーミュラEの共同創設者兼チーフチャンピオンシップオフィサーであるアルベルト・ロンゴは次のように述べた。
「ケープタウンに来ることについては、チーム、ドライバー、スポンサー内で非常にポジティブな反応がありましたので、この街がシーズン9のカレンダーに加わることを嬉しく思っています」
「2019年に初めてイアン・バナー(レースプロモーター会長)に会ったとき、彼はケープタウンが我々のカレンダーでトップクラスの都市になると確信していると言っていました。今回、私は初めて南アフリカを訪れましたが、この街の美しさを目の当たりにし、彼の言う通りだったと確信しています」
レースプロモーター会長であるイアン・バナーは次のように述べた。
「我々は、オープンホイールのストリートレースを求める市民の声に応えようとしています。ケープタウンの美しい背景、ロベン島の前景を舞台に、フォーミュラE世界選手権がケープタウンをはじめとした南アフリカ全土で大きな支持を集めることは間違いないでしょう」
西ケープ州のアラン・ワンド州首相は次のように述べた。
「西ケープ州がフォーミュラEを開催し、アフリカのグリーン・エコノミー・ハブとして紹介できることを大変うれしく思います。このイベントは、経済成長と民間部門による雇用創出に注力している私たちにとって、観光や投資にとって魅力的な場所であることをアピールする絶好の機会になるでしょう。主催者の皆様のご健闘をお祈りいたします」
「アルベルト・ロンゴと彼のチームが私たちを信頼し、過去2年間に私たちと緊密に協力してくれたことに感謝します。ケープタウン市長とチームの皆さん、ケープタウンの街でレースが開催できるよう尽力していただき、ありがとうございました。最後に、私たちのビジョンを常に信じ、西ケープ州政府からの支援を提供してくれるアラン・ウィンデ首相に感謝します」
ケープタウン市は開催都市としての役割を果たすため、レースが毎年開催されるように境内のトラックを改良することを約束した。
工事は4月に始まり、2022年12月までに完了する予定だ。