フォーミュラE ドラゴンペンスキーにジョビナッツィが加入
ドラゴンペンスキーは2022年のFIAフォーミュラE選手権に向けて、セルジオ・セッテ・カマラのアントニオ・ジョビナッツィを起用することを発表した。
ジョビナッツィは2021年現在、アルファロメオ・レーシングでF1に参戦しており、複数年に渡ってF1ドライバーの一人として活躍してきた。
イタリア人のジョビナッツィは、2017年にザウバーでF1デビューを果たし、その後アルファロメオとなった現チームでレギュラードライバーとしてステアリングを握った。
2019年から今シーズン終了までの3年間をF1ドライバーとして過ごし、何度か入賞もしている。
まだ27歳のジョビナッツィは、59回の出走経験と19ポイントを獲得している。
過去にジョビナッツィはフォーミュラEのテストを経験しており、2018年に参加したマラケシュ・ルーキー・テストでは、今シーズンのチャンピオンであるニック・デ・フリースに僅差のタイムを記録している。
即戦力となることが期待されているジョビナッツィは、シーズン8でフォーミュラEマシンを再び操ることになる。
新たなシリーズへの参戦となるジョビナッツィはインタビューに答えた。
「来年からF1に参戦しないことが公表されてすぐに、FIAフォーミュラE選手権への参加を決めました。いつも感心を寄せていたカテゴリーであり、3年前にすでにテストを行っているので準備はできています。そしてこのシリーズにドラゴンペンスキーの一員として参加できることに感激しています。話を聞いてすぐに興味を示して私を迎え入れてくれたジェイ・ペンスキーに感謝しています」
「今月末のバレンシアでのテストが待ち遠しいです。これからエキサイティングな1年が待っているので、チームの成功のために最大限の努力をしていきます」
チーム代表のジェイ・ペンスキーもコメントした。
「アントニオは世界で最も才能のあるドライバーの一人であり、彼がこのチームに加わることを非常に誇りに思っています。我々はフォーミュラEグリッド上で最も強力なドライバーラインナップのひとつです。アントニオとセルジオの二人が加わったことで、我々は幸運にもシリーズ最強のラインナップを手に入れることができました」
ドラゴンペンスキーは、ジョビナッツィの加入に続いて、ブラジル人のセルジオ・セッテ・カマラと契約を結んだことを発表しており、ドライバーラインナップが確定している。
ジョビナッツィとチーム組むセッテ・カマラもコメントした。
「2022年もドラゴン・ペンスキーで活躍できることを大変うれしく、誇りに思っています。フォーミュラEは世界で最も競争の激しい選手権のひとつであり、チームが求める結果を得るために全てのレースでベストを尽くすことが必須です」
