フォーミュラE 2022シーズンのカレンダー更新と新ルールが承認

フォーミュラE 2022シーズンのカレンダー更新と新ルールが承認

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FIAのワールド・モータースポーツ・カウンシル(WMSC)において、FIAフォーミュラE世界選手権のシーズン8のスポーツレギュレーションが承認された。

FIAとフォーミュラEが各分野の関係者と協議した結果、シーズン8では3つの重要なアップデートを承認した。

また、同時にシーズン8の16レースに及ぶカレンダーが更新された。
最新のカレンダーでは、新たにジャカルタ、バンクーバー、ソウルを含むレース開催地が決定した。

他にもルールの修正が加わり、セーフティーカーとフルコースイエロー中の”非レース時間”を相殺するために、状況に応じてレース時間を最大10分延長することを可能とした。

そしてファンにとっても非常に大きな変更として、現在使用しているGen2マシンの通常出力を従来の200kWから220kWに引き上げることとなる。21 10 19 1

シーズン8では過去最多の16戦が予定されており、チャンピオンシップはより忙しいものとなる。
開幕戦は毎年恒例のサウジアラビアから始まり、ナイトレースを含むダブルヘッダーでの開催だ。
第3戦のメキシコはロドリゲスサーキットへの復帰となり、熱狂的なファンが多く詰め掛けることが予想される。
まだ開催地が確定していない第4戦は近日中に公表されるとしており、注目が集まる。
新たに開催が決まったジャカルタはインドネシアの首都であり、赤道直下の気候と言うことで、関係者にとっては大きな挑戦となる。
また、人口密度も非常に高く、レース開催でどれほどの観客を動員するか未知数だ。
シーズン後半はダブルヘッダー3連続となり、最終戦ソウルでのダブルヘッダーは初開催となるため、期待と不安が寄せられている。

シーズン8のスポーツレギュレーションの改定として、非レース時間が含まれた際のレース時間の延長と、レース中の使用できる出力が上昇することとなった。

来シーズンのフォーミュラEのレースでは、通常の45分+1周のレース中にインシデントが発生してセーフティーカーまたはフルコースイエローの非レース時間が発生した場合、状況に応じて最大で10分までレース時間を延長することができるようになった。
これにより、従来よりも終盤のレース時間が確保されることになり、チェッカーまでのバトルがより長く楽しめる。

ファンにとって嬉しい出力上昇は、7月のWMSCで承認された通りに変更される。
通常出力はシーズン7で200kWだったが、シーズン8では220kWになり、アタックモードでの出力は、シーズン7の235kWから250kWに増加する。

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