ベルニュの元エンジニア パスカル・トルトサが急逝
DSテチータは先月、チームに所属していたパスカル・トルトサが49歳の若さで急逝したことを発表した。
トルトサは、ジャン・エリック・ベルニュがドライバーズタイトルを獲得した2017/2018シーズンと2018/2019シーズンの両キャンペーンでレースエンジニアを務めた。
また、DSのエンジニアリングチームの創設者の一人として重要な役割を果たし、DSテチータがチームタイトル獲得をレースエンジニアとして大いにサポートした。
昨シーズンからはチーフ・ストラテジストに就任しており、テチータの重要人物として活躍した。
フォーミュラEの中でも特に実力派なトルトサ氏の急逝にパドック全体が驚き、同時に深い悲しみに包まれた。
FIAフォーミュラE世界選手権のドライバーズタイトルを2度獲得しているジャン・エリック・ベルニュは、2度のタイトル獲得時にレースエンジニアだったパスカル・トルトサへの追悼の意を表した。
「パスカルが亡くなったというニュースを聞いて、本当に心が痛みました。彼は私のレースエンジニアであると同時に素晴らしい友人でもあり、勝利への情熱を共有していました。私が2度のチャンピオンを獲得するまで、彼は毎周私と共にフォーミュラEマシンに乗っていたかのようでした。この困難な時期に彼がいなくなるのはとても寂しく悲しいです。彼の家族や愛する人たちに深い哀悼の意を表します」
また、テチータチームのレースディレクターであるレオ・トーマスもコメントした。
「パスカルは私たちチームの多くのスタッフにとって、同僚であると同時に友人でもありました。彼はチームとして戦い始めた初日からチームに参加し、現在のテチータのDNAを決定づける重要な要素でした。ベルニュのタイトル獲得にも大きな役割を果たしてくれました。彼がいなくなることは我々にとって非常に寂しいことです。私たちは彼の熱い想いのために、そして彼と彼の家族が誇りに思えるように、今後も全力でレースをしていきます」
フォーミュラEと関係者一同は今回の発表を受けて、パスカル・トルトサ氏の家族、友人、チームメイトに哀悼の意を表した。