アレックス・リンがマヒンドラ・レーシングに加入
マヒンドラレーシングはアレックス・リンを加入さえ、ジェローム・ダンブロシオと共に残りの2019/2020シーズンを戦うことを発表した。
復帰のリン
マヒンドラレーシングのドライバーとして今シーズンを戦い、バーチャルレースでもチャンピオン争いを演じたパスカル・ウェーレインは、レース・アット・ホーム・チャレンジの最終戦を終えた翌日にマヒンドラからの離脱を発表した。
これによりマヒンドラレーシングはもう一人のドライバーを探すこととなったが、アレックス・リンがシートを獲得することになった。
フォーミュラE選手権の残りのレースは、8月5日から始まるベルリンでの6レースとなっているが、9日間6レースを戦うハードスケジュールは過去に例がないことだ。
短期決戦でのチャンピオンシップで存在感を出せるか問われる事になるアレックス・リンだが、フォーミュラEには「復帰」と言う形になる。
2017/2018シーズンはフルシーズンをヴァージンレーシングで戦い、昨シーズンはパナソニック・ジャガー・レーシングから後半戦の7レースに参戦しており、ベルンで7位を獲得している。
印象的な速さを見せる場面もあるが、リンの自己最高位は6位であり、ベルリンでの6レースではもちろん更新を狙うだろう。
リンは過去に大きなレースで好成績を出しており、シングルシーターとスポーツカーの両方で活躍した。
代表的なものでは、マカオGP/セブリング12時間/GP3シリーズでのチャンピオンだ。
また、GP2シリーズでは複数のレースで優勝しており、F1ではウィリアムズの開発ドライバーとして活躍した。
ドライバー/チームコメント
アレックス・リンはマヒンドラ加入についてコメントした。
「ベルリンでマヒンドラレーシングを代表して戦えることにとても興奮しています。マヒンドラレーシングと同じように、このチャンピオンシップでは高い野心を持っています。シリーズを始めるのが待ち遠しいです。これまでに2回、ベルリンでレースをしたことがありますが、昨シーズンはスーパーポールにも出場したことがあり、いつもうまくいっていると感じています。ベルリンはエキサイティングでチャレンジングなものになると思うし、そこでスタートすることを楽しみにしています」
マヒンドラレーシングのCEOでありチーム代表のディルバグ・ギルもコメントした。
「アレックスをマヒンドラレーシングのファミリーに迎え入れることを嬉しく思います。彼はすでにキャリアの中で素晴らしい成績を残しており、シーズン6の残りの短い期間でも結果を残せると確信しています。シーズン半ばにチームに飛び込むのは簡単ではありませんが、ベルリンでのレースはユニークな方法で行われるため、多くの可能性を感じています。アレックスにはハングリーさと才能、そして経験があり、すぐに結果を出せると確信しています。そして我々はパスカル(ウェーレイン)の貢献に感謝するとともに、彼の今後の活躍を祈っています。」
アレックス・リンのベストレース 「2018年 プンタ・デル・エステE-Prix」