フォーミュラE 2020 ルーキーテスト結果
マラケシュでのフォーミュラEが終了した後、未来のフォーミュラEドライバー候補達がインシーズンルーキーテストをマラケシュ市街地コース「ムーレイ・エル・ハッサン・サーキット」で行った。
ヴァージンレーシングが最速タイムを記録
ルーキーテストの最速ラップは、ヴァージンレーシングのニック・キャシディが記録した1:16.467となり、キャシディは74ラップを完了した。
今回のテストに使われたムーレイエルハッサンサーキットはフォーミュラEが行われた時と同じレイアウトでルーキーテストを行い、今回のテスト走行により全車合計1,965周を走行した。
セッションは午前と午後に分かれて行われたが、トラブルは少なく生産性の高いテストとなった。
キャシディは2番手タイムを記録したセルジオ・セッテカマラ(ジオックスドラゴン)よりも0.4秒も速いタイムを記録し、3番手タイムのフィリップ・アルバカーキ(DSテチーター)には0.6秒差をつけた。
ヴァージンレーシングでのテスト走行を終えて、キャシディは次のように述べた。
「これまで乗ってきたマシンの経験とは大きく異なりますが、素晴らしいテストプログラムができたと感じています。テストプログラムを完了させて、有益な情報を提供してチームを支援できたことを願っています。車は素晴らしいペースを持っていて、マラケシュで最速タイムを記録して終われることは素晴らしいことですし、嬉しい気持ちです。」
残りのトップ10ドライバー
金曜日に体調不良を起こしていたベルニュに変わってプラクティスに参加したニコラ・ラピエールがチームメイトと差の無い4位に入った。
アメリカ人ドライバーのカイル・カークウッドは、BMW iアンドレッティ・モータースポーツで走行を行い5番手タイムを記録した。
ノーマン・ナトーはベンチュリレーシングで6番手タイムを記録し、両方のセッションで合計96と最多周回数を記録した。
メルセデス・ベンツのワークスチームでテストを行ったジェイク・ヒューズはナトーから遅れること0.001秒の7番手タイムを記録。
以下、BMWのルーカス・アウアーが8番手。
午前中ではトップタイムを記録していたアウディのケルビン・ファン・デル・リンデが9番手。
ジャガーのサッシャ・フェネストラズが10番手タイムを記録し、ここまででトップからは約1秒差となった。
マラケシュルーキーテスト-結果
- ニックキャシディ/エンビジョンヴァージンレーシング 1:16.467(74ラップ)
- セルジオセッテカマラ/ジオックスドラゴン 1:16.930(84ラップ)
- フィリピアルバカーキ/DS テチーター 1:17.092(79ラップ)
- ニコラスラピエール/DS テチーター 1:17.116(79ラップ)
- カイルカークウッド/BMW iアンドレッティモータースポーツ 1:17.272(78ラップ)
- ノーマンナトー/ベンチュリーレーシング 1:17.302(96ラップ)
- ジェイクヒューズ/メルセデスベンツEQ 1:17.303(75ラップ)
- ルーカス・アウアー/BMW iアンドレッティモータースポーツ 1:17.327(86ラップ)
- ケルビンファンデルリンデ/アウディスポーツABTシェフラー 1:17.360(84ラップ)
- サッシャ・フェネストラズ/パナソニックジャガーレーシング 1:17.490(81ラップ)
- ダニエルジャンカデラ/メルセデスベンツEQ 1:17.594(94ラップ)
- マティアドルディ/アウディスポーツABTシャフラー 1:17.703(81ラップ)
- ジェイミーチャドウィック/パナソニックジャガーレーシング 1:17.721(89ラップ)
- 高星光則/日産 1:17.799(79ラップ)
- トーマス・プレーニング/タグ・ホイヤーポルシェ 1:17.904(80ラップ)
- ルイスフェリペデラニ/マヒンドラレーシング 1:17.941(77ラップ)
- ヤン・マーデンボロー/日産 1:17.942(68ラップ)
- ジョエルエリクソン/ジオックスドラゴン 1:18.019(79ラップ)
- アーサールクレール/ベンチュリレーシング 1:18.076(88ラップ)
- サムデジョンゲ/マヒンドラレーシング 1:18.141(90ラップ)
- アリスパウエル/エンビジョンヴァージンレーシング 1:18.301(83ラップ)
- アントニオ・フオコ/NIO 333 1:18.736(74ラップ)
- ダニエル・カオ/NIO 333 1:19.234(81ラップ)
- フレデリック・マコヴィッキィ/タグ・ホイヤーポルシェ 1:19.374(86ラップ)