フォーミュラE 第13戦 ニューヨークE-PRIX 決勝ハイライト

フォーミュラE 第13戦 ニューヨークE-PRIX 決勝ハイライト

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今シーズンのフォーミュラE最後の開催地となるニューヨークe-Prixが行われた。
今回はダブルヘッダーレースとなっており、二日間続けてレースが行われる。
土曜日に第12戦、そして翌日の日曜日に第13戦となっている。
昨年末から始まったフォーミュラEの2018/2019シーズンも遂に最終戦。
前日に行われた第12戦ではチャンピオンは決定せず、この最終戦で決着となる。
第12戦ではノーポイントとなったポイントリーダーのベルニュだが、依然として有利なことには変わりない状況。
チャンピオンの可能性が残されているのはアウディのルーカス・ディグラッシ。
ジャガーのミッチ・エバンス。
日産のセバスチャン・ブエミとなっている。
予選ではBMWのシムスがポールポジションを獲得。
これにより、ポールポジションの1ポイントを逃したためブエミのチャンピオン獲得は不可能となった。
2番手にはフラインスが入り、3番手にはブエミが着けた。

序盤にアクシデント

まずはポールポジションのシムスがトップを守り好スタートを決める。
2番手スタートのフラインスはトラクションのかかりが悪く、3番手スタートのブエミに先行を許した。
中団では早速アクシデントが発生。
ロペスがロッテラーと接触しスピン。
スピンの原因となったロッテラーに当たりながらマシンを立て直し、やや強引に復帰した。

アタックモードを駆使したバトル

早いタイミングで10台近くがアタックモードを起動し、オーバーテイクを狙いに行く。
15分を経過したころ、2番手争いをしていたブエミとフラインスが裏ストレートで順位を入れ替える。
アタックモードを上手く利用したフラインスが先行し、トップのシムスを追いかける。
レース半分を経過した時、2位フラインスが遂にシムスを捕らえる。
ブエミと同様に裏ストレートでインに入り、ブロックラインを通られながらも、首位に躍り出た。
中団ではチャンピオンを目前にしているベルニュがダ・コスタを抜いて10位にポジションアップ。
その少し前方では、5位を走行していたローランドが、アタックモードを使用したアプトとエバンスに抜かれ7位に後退。
その後ディグラッシにもパスされ、8位までポジションを落とした。

アクシデントをかわしチャンピオン決定

しかし、ファイナルラップでエバンスとディグラッシがクラッシュ。
2台ともバリア前まで行き、残念なシーズンの終わり方となった。
これによりローランド以下はポジションを2つ上げてフィニッシュ。
そこにはもちろんポイントリーダーのベルニュも入っており、チャンピオンを7位完走で決めた。
ベルニュは2年連続のチャンピオン獲得となり、フォーミュラEシリーズで初の複数回チャンピオンとなった。
優勝はヴァージンレーシングのフラインスが獲得。
レース中盤のオーバーテイクは見事だった。
2位にはBMWのシムス。
3位には日産のブエミが入った。

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シーズン終了

今シーズンはフォーミュラEマシンの大きな変化があり、パワーワップにより高速化された。
また、レースを通して1台の車両で走行可能なバッテリーが積まれたり、それに伴うアタックモードの追加などがあった。
更にワークスチームの関心も高まり、今後一層人気を獲得していくカテゴリーになるだろう。
日産の参戦もあり、日本からの応援も増えてきたフォーミュラE。
今後、フルシーズンでの日本人ドライバーの参戦も期待しておこう。

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