フォーミュラE 2026年リザーブドライバー一覧
フォーミュラEシーズン12における各チームのリザーブドライバーについて紹介する。
モータースポーツにおいてリザーブドライバーは、極めて重要な役割を担っている。
正ドライバーが体調不良や不在となった際に即座に代役として出走できるだけでなく、マシン開発を前進させるためのフィードバックやデータ提供でもチームを支えている存在である。
リザーブドライバーは短い準備期間でも即対応できることが求められる重要な存在である。
シーズン10のモナコでは、フリー走行中にサム・バードが手を負傷したことで、テイラー・バーナードが急きょ選手権デビューを果たした例もある。
多くのレース週末で現地に帯同するほか、シミュレーター作業、エンジニアリングミーティングの補助、メディア対応、必要に応じたテストなども担う。
スケジュールの重複により、1人のリザーブドライバーが全戦に帯同できないケースもある。
そのため、2人のドライバーが交代で帯同したり、パワートレイン供給元とリザーブを共有したりする体制も一般的である。
以下は、2025/26シーズンに向けて各チームが契約しているリザーブドライバーである。
目次
ポルシェ
ポルシェはドイツ人ドライバーのデビッド・ベックマンをシーズン12の公式リザーブドライバーとして起用した。
シーズン9以降、テスト兼リザーブとしてポルシェ陣営の一員であり、昨季はポルシェのカスタマーチームであるクプラ・キロでフル参戦を果たしている。
今季はワークスチームに復帰し、現場で得た実走データと知見を、チームおよびマニュファクチャラーの両タイトルを獲得した王者チームにもたらす役割を担う。
ジャガーTCSレーシング
シーズン8のワールドチャンピオンであるストフェル・バンドーンは、シーズン12を通してジャガーTCSレーシングを支える。
開幕戦サンパウロでもチームをサポートしており、今後はアメリカ、アジア、ヨーロッパでのレースにも帯同予定だ。
メルセデス、マセラティ、DSペンスキーなど名門チームでの参戦経験を持ち、今季からジャガー陣営に加わった。加えて世界耐久選手権への参戦や、2025年のF1におけるアストンマーティンのテスト兼リザーブドライバーも務めている。
長年シミュレーター兼リザーブを務めてきたトム・ディルマンも、今季もジャガーに残留する。
フランス人ドライバーのディルマンは、これまでに23戦のフォーミュラE参戦経験を持ち、シーズン7からジャガーの一員として活動している。
耐久レースでも高い評価を受けており、2025年はLMP2クラスでル・マン24時間レース制覇を果たした。
日産
日本メーカーの日産は、シーズン12のリザーブ兼開発ドライバーとしてサム・バードを起用した。
バードはフォーミュラE黎明期である2014年の北京大会から参戦している、シリーズ屈指のベテランである。
144戦出走、27回の表彰台、12勝という実績を持ち、その経験は日産にとって大きな財産となる。
マヒンドラ・レーシング
クッシュ・マイニは、シーズン12も引き続きマヒンドラ・レーシングのリザーブドライバーを務める。
シーズン10に初契約されて以降、テスト機会で安定した速さを示しており、2025年のジェッダ新人FPでは最速タイムを記録した。
フォーミュラ2にも参戦し、アルピーヌのドライバー育成プログラムにも所属。
アブダビGP後にはヤス・マリーナでF1マシンを公式テストで初ドライブしている。
DSペンスキー
元フォーミュラEドライバーのオリバー・ターベイは、2025/26シーズンもDSペンスキーのリザーブを継続する。
これまで88戦に出走し、メキシコシティE-Prixではポールポジションと表彰台を記録している。
現在はスポーティングアドバイザーも兼任し、2025年にはウイリアムズF1チームのテスト兼開発ドライバーも務めた。
アンドレッティ
アメリカ人ドライバーのオリバー・アスキューは、アンドレッティのリザーブドライバーとして引き続き活動する。
シーズン8にはレギュラー参戦し、2022年のディルイーヤE-Prixで初ポイントを獲得、同年のルーキー・オブ・ザ・イヤーにも選ばれた。
放送分野でパドックに復帰後、シーズン11からリザーブとして再びチームに加わり、シーズン12まで契約が延長された。
エンビジョン・レーシング
未定
現時点でシーズン12の正式なリザーブドライバーは発表されていない。
チームにはテスト兼開発ドライバーのアリス・パウエルや、2025年1月加入のシミュレータードライバー、ザック・オサリバンが在籍している。
ジャガー製パワートレインのカスタマーであるため、同陣営のリザーブを起用する選択肢もあるが、特定の個人は明言されていない。
シトロエン・レーシング
未定
シトロエン・レーシングもシーズン12のリザーブドライバーは未発表である。
フォーミュラE初参戦となったサンパウロでは、ニック・キャシディが表彰台を獲得する好結果を残した。
クプラ・キロ
ポルシェのカスタマーチームであるクプラ・キロは、必要に応じてデビッド・ベックマンをリザーブとして起用できる。
ベックマンは2024/25シーズンに同チームでフル参戦しており、計16戦に出走した実績を持つ。
ローラ・ヤマハABT
未定
ローラ・ヤマハABTも、現時点では特定のリザーブドライバーを発表していない。
2024年に世界選手権へ復帰した伝説的ブランドであり、ルーカス・ディ・グラッシの活躍により初年度から表彰台を獲得している。
出典:https://fiaformulae.com/en/news/823736/all-the-2026-reserve-drivers-for-every-formula-e-team























