フォーミュラE ジャガーがバンドーンをリザーブドライバーとして起用
ジャガーTCSレーシングは、2025/26年シーズン(シーズン12)に向け、ストフェル・バンドーンがリザーブドライバーとしてチームに加入することを発表した。
長年シミュレーター兼リザーブドライバーを務めてきたトム・ディルマンとともに、技術開発を担う体制が強化される。
2022年のFIAフォーミュラE世界選手権ドライバーズチャンピオンであるベルギー出身のバンドーンは、昨季マセラティMSGレーシングから参戦。
東京での勝利を含む印象的な2024/25年シーズンを経て、GEN3 Evo時代におけるマセラティ唯一の優勝をもたらした。
フォーミュラEでは通算100戦以上に出場しており、HWA Racelabでのルーキーシーズンを皮切りに、メルセデスEQで3シーズンを過ごしドライバーズタイトルを獲得。
その後DSペンスキーを経てマセラティに移籍した。
バンドーンはリザーブ起用についてインタビューに答えた。
「ジャガーTCSレーシングのリザーブドライバーとして加入できることをとても嬉しく思います。ジャガーはパフォーマンスとプロフェッショナリズムで長く敬意を抱いてきたチームです。チームの成功に貢献し、ジャガーI-TYPE 7を最大限のポテンシャルに引き上げるサポートをしていきたいと思います」
一方、ディルマンは今季でチーム在籍6年目を迎える。
「6シーズン目もジャガーTCSレーシングと共に戦えることを誇りに思う。チームが真のタイトルコンテンダーへと成長していく姿を間近で見てきたし、その一端を担えたことを嬉しく思います。今季に向けて非常に良いエネルギーを感じており、共にさらなる成果を目指したいです」
フォーミュラE参戦10周年を迎えるジャガーTCSレーシングは、これまで127戦で22勝・31回の表彰台・1,638ポイントを獲得。
2024/25年シーズンにはチームズ選手権およびマニュファクチャラーズ選手権で2位を記録し、チーム史上最多となる6勝(うち5勝は終盤6戦で獲得)を挙げるなど、過去最高の成績を収めた。
今季もGEN3 Evo仕様の「ジャガーI-TYPE 7」を継続使用する。
チーム代表のイアン・ジェームズは次のように述べた。
「ストフェル・バンドーンをジャガーTCSレーシングのリザーブドライバーとして迎え入れられることを誇りに思う。彼の実績は明白であり、100戦を超える経験と豊富な知見を持つ元世界チャンピオンだ。また、過去6年間チームの発展を支えてきたトム・ディルマンの継続参画も嬉しく思う。彼の技術的洞察と献身は、我々の成長に不可欠だった。これから訪れるフォーミュラEの新時代に向け、両者と共に準備を進められることを楽しみにしている」
















