フォーミュラE クプラ・キロにペペ・マルティが加入

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クプラ・キロは、スペインの若きレーシングスターであるペペ・マルティが2025/26シーズンにチームへ加入することを発表した。

20歳のマルティはスペイン・バルセロナ出身。
フォーミュラ2で2シーズンを戦い、シングルシーター界で最も将来を嘱望される若手の一人としてその名を確立してきた。
マルティは2021年にシングルシーターでのキャリアをスタートし、F4スペイン選手権で3位、さらにフォーミュラ・リージョナル・アジア選手権ではランキング2位を獲得。
その後2022年にFIA F3にステップアップし、F1のサポートシリーズに参戦した。
F3での2年目には3勝・4回の表彰台を記録し、2024年にFIA F2へ昇格。
ここでも4勝・8度の表彰台を積み上げている。

フォーミュラEへの参戦について以下のようにコメントした。
「2025/26シーズンにクプラ・キロへ加入できることをとても楽しみにしています。フォーミュラEで走るのは初めてで、ルーキーとしての挑戦になりますが、シーズン12に向けてジャカルタでの勝利という勢いを持つチームと共に新たな章を始められることにワクワクしています。ダン(ティクトゥム)をチームメイトに迎えるのは心強いですし、シーズン序盤では学ぶことも多いですが、早く順応してスピードを上げ、ポイントを重ねて良い結果を残せるよう全力を尽くします」

マルティはフェルナンド・アロンソが共同設立したドライバー育成組織「A14マネジメント」の支援を受けており、そのキャリアは明確な志と規律、そして高いパフォーマンスによって形作られてきた。
クプラ・キロがフォーミュラEで掲げる競争目標とも密接に一致している。
クプラ・キロ加入により、マルティは即座にフォーミュラEへの移行を開始し、同シリーズに参戦する史上5人目のスペイン人ドライバーとなる。
これまでにハイメ・アルグエルスアリ、オリオール・セルビア、アントニオ・ガルシア、ロベルト・メルヒが参戦している。

マルティはまずバレンシアのリカルド・トルモ・サーキットで行われるプレシーズンテストに参加し、母国で初走行を果たす。
その後、12月6日に開幕戦が行われるブラジル・サンパウロへと向かう予定だ。

クプラ・キロのCOO、ラッセル・オハガンは次のようにコメントしている。
「ペペをチームに迎え入れることは、チームにとって非常にエキサイティングな新章の始まりです。彼はまだ20歳ながらも、驚くほどの成熟さと冷静さ、知性を兼ね備えており、それに天性のスピードが加わることで、現代モータースポーツ界でも際立つ存在です。フォーミュラ2から離れ、我々のフォーミュラEプロジェクトに専念するという決断は、彼自身の強い意志の表れであり、我々のビジョンやフォーミュラEの未来への信頼を示すものです。
彼の実績と情熱はチームの目標と完全に一致しており、共に長期的な可能性を築けると確信しています。シーズン12でどのような物語が展開していくのか、非常に楽しみにしています」

出典:https://www.fiaformulae.com/en/news/761569/pepe-mart-joins-cupra-kiro

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