
フォーミュラE ローラヤマハがドライバーを決定
ローラ・ヤマハABTは、2025/26年シーズン(シーズン12)のABB FIAフォーミュラE世界選手権において、昨季と同じルーカス・ディ・グラッシとゼイン・マロニーのラインアップを継続することを正式に発表した。
ルーキーのマロニーと“ミスター・フォーミュラE”の異名を持つディ・グラッシのコンビは、参戦初年度となった昨シーズンにおいて4度の入賞を果たし、なかでもディ・グラッシがマイアミE-Prixで2位表彰台に立ったことはチームにとって大きな成果となった。
ディ・グラッシはインタビューに答えた。
「ローラ・ヤマハABTと2年目の挑戦ができることを嬉しく思います。初年度はマイアミでの表彰台や32ポイント獲得など、非常に前向きなシーズンになりました。今夏はチームを強化し、さらに良い成績を収められるよう準備を進めてきました。ローラ、ヤマハ、ABTの長期的な視野と努力は、このチームを勝利争いへと導くはずです。その一員として戦えることが大きなモチベーションになっています」
一方、マロニーもシーズン12への参戦継続を喜んでいる。
「ローラ・ヤマハABTで2年目を迎えられることにとてもワクワクしています。昨季は私にとってもチームにとってもルーキーイヤーでしたが、大きな成長を遂げられたと思います。ルーカスやチームとともにさらに発展させていきたいです。もちろん厳しいシーズンになるでしょうが、私自身がドライバーとして成長し、クルマも進化させていくことで、より良い結果を得られると信じています」
ローラ・カーズのモータースポーツディレクター、マーク・プレストン氏は次のようにコメントした。
「シーズン11で得た経験を活かし、シーズン12をより良いものにするためにローラ、ヤマハ、ABTが全力で取り組んできました。経験豊富なドライバーとシリーズに新しく加わった若手ドライバーの組み合わせは、初日からチームにとって非常に有益であり、そのフィードバックと献身は何ものにも代えがたいものです」
チームディレクターのフレデリック・エスピノス氏もコメントした。
「ゼインとルーカスの体制を継続できることを嬉しく思います。シーズン11から積み重ねてきた努力を基盤に、今季はより競争力を高められるよう準備を整えてきました。若さと経験を併せ持つこの組み合わせは互いを補い合い、2年目の成長を後押ししてくれるでしょう」