
フォーミュラE DSペンスキーの2026年度ドライバーが決定
DSペンスキーは、2025/26年シーズン(シーズン12)のABB FIAフォーミュラE世界選手権に向け、若手有望株テイラー・バーナードを起用することを発表した。
これにより、21歳のバーナードはマクラーレンの撤退によって失ったシートをDSで獲得することになった。
来季チームに残留するマキシミリアン・ギュンターとコンビを組むことになる。
バーナードは、フォーミュラE史上屈指のルーキーシーズンを送った新鋭だ。
シーズン10のモナコとベルリンでは、負傷したサム・バードの代役としてNEOMマクラーレンから参戦し、史上最年少でポイントを獲得。
その後フル参戦となったシーズン11では、サンパウロで表彰台に上がり「最年少表彰台記録」を樹立、さらにジェッダでは「最年少ポールシッター」にも輝いた。
短期間で数々の記録を塗り替え、現在フォーミュラEで最も注目される若手の一人となっている。
チーム代表のジェイ・ペンスキー氏は、バーナードの加入を大きな戦力と見ている。
「テイラーをDSペンスキーに迎え入れることを非常に嬉しく思います。わずか21歳にして、彼は驚異的なスピード、冷静さ、そしてレーシングクラフトを披露し、数々の記録を塗り替えました。彼の才能と決意、そして成熟度は、今日のモータースポーツ界でも最もエキサイティングな資質です」
バーナード自身も、来季の挑戦に意欲を示している。
「DSペンスキーに加入できることにワクワクしています。このチームはフォーミュラEで素晴らしい歴史を持っており、マックスとともに強い結果を目指していきたいです。フォーミュラEは本当にユニークな挑戦ですが、これまで積み上げてきた経験をさらに発展させ、グリッドの最前列で戦う準備ができています」
一方でチームは、ギュンターの残留も正式に発表。
フォーミュラE史上最年少優勝経験を持つギュンターは、すでに複数回の勝利を挙げる実力者だ。
今季もジェッダと上海で勝利を飾り、上海ではチームにとって感動的な1-2フィニッシュをもたらした。
ペンスキー代表は二人のドライバーについて、次のようにコメントした。
「マキシミリアンは実績ある複数回の優勝者であり、昨季のジェッダや上海での勝利はまさに圧巻でした。経験豊富な彼と、テイラーの持つ才能を組み合わせることで、我々はグリッドでも最も強力でバランスの取れたラインアップのひとつを手に入れたと確信しています。若き才能と勝利経験の融合によって、シーズン12の目標は明確です。我々は最前線で戦い、勝利を狙います」