
フォーミュラE シトロエンがフォーミュラE参戦へ
フランスの自動車大手シトロエンは、2025/26シーズン(シーズン12)からフォーミュラE世界選手権に参戦すると発表した。
新規チームとしてシトロエン・レーシングが新たにグリッドに加わり、シリーズに大きな注目を集めることになりそうだ。
シトロエンは参戦にあたり、次のようにコメントした。
「フォーミュラEは電動化・革新・情熱に満ちた新たな挑戦であり、私たちの価値観と未来のモビリティに対するビジョンを体現する冒険です。シトロエンは再びモータースポーツの舞台に戻ります。モータースポーツは私たちの歴史と伝説を築いた舞台であり、フォーミュラEはその最も先見的な形です。100%電動で、責任を持ち、社会に根差した競技で、都市の中心で開催され、若く熱心な観客に向けた国際的かつ技術的な未来のモビリティショーケースとなるでしょう」
シトロエン・レーシングは、参戦したあらゆるカテゴリーで勝利とタイトルを積み重ねてきた名門チームだ。
ダカール・ラリーでの勝利や、セバスチャン・ローブ/ダニエル・エレナ組によるWRCドライバーズ選手権9度の制覇。
WRCマニュファクチャラーズ選手権8度の戴冠。
WTCC(世界ツーリングカー選手権)でのドライバーズタイトル3回とチームタイトル3回、さらにはFIAクロスカントリー・ラリー・ワールドカップでの数々の栄冠など、圧倒的な戦績を誇る。
フォーミュラEは、シーズン12のプレシーズン日程を正式に発表したため、シトロエンレーシングはそこに向けて準備を進めている。
スペイン・バレンシアのリカルド・トルモ・サーキットで10月27日から30日まで行われる合同テストには、シトロエン・レーシングを含む全チームが参加する。
これは新シーズンに向けて唯一全チームが揃って走行できる機会となる。
また、10月31日には女性ドライバーを対象とした「ウーマンズテスト」も実施されることが決定。
従来の2倍の走行時間が確保され、世界トップレベルの女性レーサーたちが腕を試す貴重な場となる。
2025/26シーズンは12月6日、ブラジル・サンパウロのアンヘンビ・サンボードロモで開幕を迎える。
オーバーテイクが続出する市街地コースと、レース以外にも数多くのイベントが観客を楽しませる見込みだ。
シトロエンレーシングがどのようなスタートを切るか注目される。
出典:https://fiaformulae.com/en/news/758597/citro-n-racing-joins-formula-e