
フォーミュラE ブエミがエンビジョンと複数年契約を締結
FIAフォーミュラE世界選手権に参戦するエンビジョン・レーシングは、セバスチャン・ブエミとの契約延長を発表した。
今回の新契約は複数年にわたるもので、ブエミは今後も同チームの一員として戦い続けることになる。
フォーミュラE史上最多勝利数(14勝)に並ぶ実績を誇るブエミは、シーズン9からエンビジョンに加入。
初年度にはチームの初となるチームズ・ワールドチャンピオン獲得に大きく貢献した。
これまでに同チームで1勝(今季モナコ)、6度の表彰台、2度のポールポジションを獲得している。
シーズン11は想定よりも厳しい展開となったが、それでもブエミは安定したポイント獲得と堅実な走りを披露。
モナコでの優勝に続き、ジャカルタとロンドン最終戦でも表彰台に上がった。
これにより、通算戦績は14勝、35度の表彰台、16回のジュリアス・ベア・ポールポジションを記録。
さらに、シーズン2のドライバーズタイトルや、シーズン3で記録した単年6勝(フォーミュラE最多記録)など、数々の功績を積み重ねてきた。
エンビジョンとの契約更新についてブエミは以下のようにコメントした。
「エンビジョン・レーシングと再契約できて本当にうれしいです。ここまでの3シーズンで素晴らしい瞬間や結果を一緒に分かち合ってきましたし、これからさらに積み重ねていくことにとてもワクワクしています。シーズン11はモナコでの勝利や複数の表彰台など、自分にとって良いシーズンでした。この成果を糧に、これからも努力を続けて、より多くの結果を残していきたいと思います」
新契約により、ブエミは2027シーズンから導入されるフォーミュラEの第4世代マシン「GEN4」時代にもエンビジョンのステアリングを握ることが決まった。
エンビジョン・レーシング マネージングディレクター兼CTOのシルヴァン・フィリッピ氏は次のように述べた。
「セブ(ブエミ)が引き続きチームの一員であることを発表でき、とてもうれしく思います。彼の経験と技術的な洞察は、マシンの進化やチーム全体のパフォーマンス向上に欠かせない存在です。これからも彼がチームを前進させ、強力な結果をもたらしてくれると確信しています」
さらに、エンビジョン・レーシングCEO兼取締役会会長のフランツ・ユング氏もこうコメントした。
「セバスチャンと再び契約できたことを大変喜ばしく思います。セブはエンビジョン・レーシングにとって大きな財産であり、今後も彼と共に歩み続けられることを楽しみにしています」