
フォーミュラE 2026シーズンカレンダーが発表
フォーミュラEとFIAは、FIA世界モータースポーツ評議会会議での承認を受けて、2025-2026シーズンにおけるFIAフォーミュラE世界選手権の暫定カレンダーを発表した。
発表されたカレンダーは、合計12箇所の都市で18レースを開催する史上最大規模のシーズンとなる予定であり、マドリードとマイアミ・インターナショナル・オートドロームでの初開催イベントが特に注目ポイントだ。
12シーズン目となるフォーミュラEは、2025年12月6日にサンパウロで開幕し、2026年1月にメキシコシティへ続く。
そして注目のマイアミでのレースは初開催となるコースでのイベントだ。
この会場でのレース開催は、2025年3月に開催されたEVOセッションズイベントの成功を受けて実現した。
2月にはサウジアラビアのジェッダで夜間ダブルヘッダーレースが開催され、3月にはマドリード・ハラマ・サーキットがカレンダーに初登場する。
これは1989年以来37年ぶりに同市で開催される世界選手権イベントとなる。
それ以降はダブルヘッダーの忙しいイベントがフィナーレまで続き、東京は7月の開催となる。
これまでの開催時期と比べて圧倒的に厳しい気候でのレースが予想される。
シーズンフィナーレは例年通りロンドンで締めくくられる。
2026年8月15日と16日に開催されるクライマックスダブルヘッダーでシーズン12と同時に、GEN3 Evo時代の終焉を飾る。
また、カレンダーを完成させるための2つの追加開催地は、今年後半に開催される世界モータースポーツ評議会に向けて、地方当局との最終段階の交渉が進行中であり、最終カレンダーの発表と承認が行われる予定だ。
フォーミュラEのCEO、ジェフ・ドッズは次のように述べている。
「このカレンダーは、これまでで最も競争力のあるものとなっています。興奮を誘う新しい会場と既存の会場、そしてフォーミュラEを象徴する伝説的なサーキットを融合させたものです。カレンダーの安定性に注目することで、関与しやすく、参加しやすくなり、ファンの忠誠心と愛をさらに高めています。マドリードでの初開催と総レース数の増加は、主要市場でのシリーズ拡大という私たちのミッションと意図を明確に示しています。マイアミのインターナショナル・オートドロームでのレースは、世界クラスの施設で米国の存在感をさらに高めます。グローバルなファンベースとテレビ視聴者の年々増加を背景に、このカレンダーは、ファンが応援するトップドライバーとチームによる興奮するレースを確実に提供します」
フォーミュラE共同創設者兼チーフ・チャンピオンシップ・オフィサーのアルベルト・ロンゴは次のように述べた。
「12シーズン目となる2025-2026年シーズンにおけるグローバルな展開に、私たちは非常に誇りを持っています。少なくとも2つの素晴らしい新サーキットがラインナップに加わり、その中には長年目標としてきたマドリードでのホームレースも含まれます。これにより、ファンが期待できる多様性を高めつつ、都市型ストリートコースと専用サーキットの融合という私たちのDNAを忠実に守りながら、より豊かなレース体験を提供します。各レースを慎重に選定し、輸送コストの削減、持続可能性の向上、そして世界中のファンが時間帯に関係なく視聴できる機会をさらに拡大するため、素晴らしい放送パートナーのラインナップを活用しています」
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