
フォーミュラE 2025 ROUND8 東京 E-PRIX 決勝ハイライト
R8-東京
フォーミュラE 2025シーズンの第8-9戦である日本/東京でのレースが開催された。
東京のお台場で、昨年に引き続きフォーミュラEイベントが行われた。
今年は土曜日と日曜日にレースを行うダブルヘッダーでの開催となり、規模が拡大した。
5月の開催となり、前回の開催時よりも高い気温でレースが行われた。
2025シーズンはGen3Evoマシンを導入したシーズンとなる。
最大パワーは350kwと変化はないが、スタート時/予選デュエルステージ/アタックモード使用時は4WDとなり凄まじい加速力を発揮する。
通常時は今まで同様に300kwのRWDで走行する。
予選
予選は雨の影響で行われず、フリープラクティス2の結果でスターティンググリッドが決まった。
フリープラクティス2で圧倒的なトップタイムを出していたローランドがポールスタートなり、東京開催で最高のポジションを獲得した。
2番手にはマヒンドラのエドアルド・モルタラ。
3番手は日産のナト。
4番手はマクラーレンのバーナードとなり、トップ4に日産パワートレインが3台入る好調を見せた。
レーススタート
スタートで先頭をとったのはポールポジションのローランドだった。
バーナードはターン1でナトを抜き3番手へポジションを上げる。
後続では、ブエミが早速アタックモードを起動して一気に3番手まで浮上してくる。
中盤のアクション
11周目、最初にピットブーストを起動したのはバンドーンだった。
13周目、ギュンターがコース上にストップしてしまい赤旗が提示されレースは一時中断となる。
17周目、トップのローランドが一回目のアタックモードを起動し、そのままトップで戻ることに成功する。
上位勢はしばらくペースを維持して周回を重ねた。
23周目、トップのローランドと2番手のモルタラがピットブーストのためピットインを行う。
赤旗前に既にピットブーストを使用していた唯一のドライバーであるバンドーンが事実上のトップを独走していたが、ターン2でスピンを喫して数秒をロスする場面も見られた。
終盤のバトル
29周目、トップ独走のバンドーンが最後のアタックモードを起動する。
一方、2番手のローランドはバーナードからの激しいアタックをなんとか抑えて2位を死守する。
両者のバトルはファイナルラップまで続き、バーナードが1%程度のアドバンテージを持った状態でテールトゥノーズとなる。
ローランドはすべてのコーナーでバーナードに隙を与えずにポジションを守り、最後はバッテリー残量が丁度0%になったところでチェッカーをフラッグを受けた。
優勝は、ピットブーストを赤旗前に唯一消化し、圧倒的なアドバンテージを得たマセラティのストフェル・バンドーン。
2位は、最後まで後続のアタックを抑えた日産のオリバー・ローランド。
3位は、スーパールーキーとして注目を集めるマクラーレンのテイラー・バーナードとなった。