フォーミュラE サンパウロ エバンスが最後尾からの優勝を語る

フォーミュラE サンパウロ エバンスが最後尾からの優勝を語る

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ジャガー・TCS・レーシングのミッチ・エバンスが、ブラジルのサンパウロで行われたフォーミュラEでの優勝を振り返る。

エバンスはフォーミュラEのサンパウロE-Prixでは、3シーズンで2回の優勝と3回の表彰台を獲得し、サンパウロで非常に高い競争力を持っている。
特に今回は、最後尾グリッドからの記録的な勝利でシーズンをスタートさせた。
また、今回の優勝によって歴代優勝回数ランキングでトップに並んだ。
レースを終えてエバンスは次のようにコメントした。

「正直なところ、この1勝を消化するのはとても難しいです。最後尾からのスタートはかなり厳しかったですけど、最初の2ラップで10位も順位を上げることができました。それでレースの流れが変わったと思います。ニック(キャシディ)が最初のアタックモードをスタートさせたを見て、そのパワー差を実感できました。本当に驚きました。僕はアタックモードを賢く使おうとしてタイミングを吟味していました」Mitch-Evans-Sao-Paulo-win-1

予選でテクニカルトラブルに見舞われ、コース上でストップしてタイムを出せなかったエバンスは、最後尾から決勝レースをスタートした。
最後尾から1位になるために、エバンスはセーフティカーと2度の赤旗を乗り切らなければならなかった。

「2回の中断があったからといって流れが変わることはなかったです。2回目のアタックモードのタイミングを合わせることがすべてでした。後ろにいたアントニオとのバトルは厳しく、最後の数周でエネルギーマネージメントをしなければならなかったから必死でした。最終ラップの最終コーナーまで勝てるか分かりませんでした。シーズンをスタートさせてすぐに25ポイントを獲得できたのは良かったです」Mitch-Evans-Sao-Paulo-win-5

 

エバンスはシーズン10では、勝利まであと一歩のところまで迫ったが、最終ラップでNEOMマクラーレンのサム・バードにオーバーテイクされて首位を失った。
シーズン11は再びトップに返り咲き、最高の形でシーズンをスタートさせた。
フォーミュラEの10年間の歴史で、スターティンググリッド15番手以下から優勝したドライバーはいなかったが、エバンスはこの驚くべきパフォーマンスで、歴史を刻んだ。Mitch-Evans-Sao-Paulo-win-4

エバンスはキャリア13勝目を挙げ、エンビジョン・レーシングのセバスチャン・ブエミ、ローラ・ヤマハABTのルーカス・ディ・グラッシと並んで 「最多勝利 」リストのトップに立った。

セバスチャン・ブエミ:13勝
ルーカス・ディ・グラッシ:13勝
ミッチ・エバンス:13勝
サム・バード:12勝
アントニオ・フェリックス・ダ・コスタ:12勝
ジャン-エリック・ベルニュ-12勝

出典:https://www.fiaformulae.com/en/news/515368

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