フォーミュラE 2025 ポルシェのカラーリングが公開
ポルシェはシーズン11のGEN3 evoマシンとして、新しいポルシェ99Xエレクトリックのカラーリングを披露した。
現世界チャンピオンのパスカル・ウェーレインと、昨シーズン最多優勝ドライバーのアントニオ・フェリックス・ダ・コスタは、ポルシェ・フォーミュラEチームのドライバーの座を維持して新シーズンに挑む。
また、ポルシェのカスタマーチームであるアンドレッティ・フォーミュラEチームは、元世界チャンピオンのジェイク・デニスと、ポルシェのワークスドライバーとなったニコ・ミュラーがステアリングを握る。
GEN3ポルシェ99Xエレクトリックは、2022/2023年にアンドレッティのデニス、2023/2024年にポルシェのウェーレインと2年連続でドライバーズ選手権を制覇した。
新たなGEN3evo時代に設定された新機能とレギュレーションに対応できれば、チャンピオンシップ最有力チームだ。
ポルシェの新しいカラーリングは、パープルスカイメタリックとグリーンメタリックの2色がマシンを彩り、ポルシェが年初に発表した電動スポーツカーのタイカン・ターボGTのカラーど同様のカラーリングになる。
従来の黒、白、赤の組み合わせに代わって、紫と緑の新しい色調が採用されたことで、印象が大きく異なる。
ポルシェ モータースポーツ担当副社長のトーマス・ラウデンバッハは次のようにコメントした。
「私たちは未来のスポーツカーを製造しています。フォーミュラEは、私たちの電動プロダクションスポーツカーをアピールするための素晴らしいプラットフォームです。今シーズンに向けてのこれまでの準備で、私たちは見栄えが良いだけでなく、昨シーズンの成功をさらに発展させることができるという確信に満ちています。ハードルは高く設定されていますが、 パスカルがワールドチャンピオンになったことで、私たちはこれまでのポルシェのフォーミュラレースの歴史の頂点に立つことができます」
ファクトリー・モータースポーツ・フォーミュラEディレクターのフローリアン・モドリンガーは、次のように語った。
「ハードウェアはすでにGEN3で利用可能だったため、ソフトウェアの調整に膨大な作業が費やされました。全輪駆動によって加速とコーナリングスピードを最大化したいですが、一方でエネルギーを消費しすぎず、ドライバー好みのバランスを保つことが目標です。私たちの公道用スポーツカーにも関連する課題です」
パスカル・ウェーレインもコメントした。
「新しいポルシェ99Xエレクトリックはとてもクールなクルマです。私のヘルメットも同じデザインにしました。また、クルマのノーズにゼッケン1が付いていることを誇りに思うのは言うまでもありません。来シーズンもチャンピオンシップタイトルを守りたいですし、新シーズンに向けての準備は計画通りに進んでいます」
アントニオ・フェリックス・ダ・コスタもコメントした。
「新スーズンが始まって自分たちがどの位置にいるのか楽しみです。レースレギュレーションに大きな変更はないけれど、マシンは全輪駆動が導入され、新タイヤ等の要素は未知数です。そして自分たちのコンポーネントの全面的なオーバーホールによって、状況は少し変わるかもしれないです。12月にサンパウロのグリッドに並ぶことを楽しみにしており、この新しいカラーをファンが気に入ってくれることを願っています」
出典：https://www.fiaformulae.com/en/news/511238
