フォーミュラE ローラ・ヤマハのドライバーが発表
ローラ・ヤマハABTは、新体制となるシーズン11でのドライバーラインナップを発表した。
ファーストドライバーには「ミスター・フォーミュラE 」として知られるルーカス・ディ・グラッシを起用し、セカンドドライバーにはルーキーのゼイン・マロニーを加えた。
新体制でフォーミュラEにデビューするローラ・ヤマハABTのドライバーラインナップは非常に楽しみな顔ぶれとなった。
ローラ・ヤマハABTとルーカス・ディ・グラッシ及びゼイン・マロニーのラインナップは、フォーミュラEで最も経験豊富なドライバーと、現在決定している唯一のルーキーということになる。
この契約は、次世代のモータースポーツの才能と技術を開発するというローラのコミットメントを強調するものだ。
ローラ・ヤマハABTは、グリッドで最もエキサイティングなドライバーコンビネーションのひとつで、初のフォーミュラEシーズンを迎える。
ローラ カーズ社のティル ベクトルシャイマー会長は次のようにコメントした。
「来シーズンのフォーミュラEに向けてルーカスとゼインをチームに迎えることができ、来シーズンのグリッドで最もエキサイティングなドライバーコンビが完成しました。ゼインはスピードとポテンシャルに溢れた才能豊かな若手ドライバーであり、ルーカスとともに若さと経験の理想的なコンビネーションを実現しています。ゼインは様々なジュニアカテゴリーで実力を発揮し、数々のレースで優勝しているためルーキーながら期待しています」
ABTのCEOであるトーマス・ビアマイヤーは次のようにコメントした。
「我々は、シーズン11でゼインがチームの一員となることを非常に楽しみにしている。若い才能にチャンスを与え彼らをサポートすることは、ABTの何十年にもわたる強い伝統であり、だからこそフォーミュラEでもこの道を歩むことは明らかでした」
マロニーのキャリアは素晴らしく、イギリスF4選手権で優勝、FIAF3選手権で準優勝、2022年にはFIAルーキー・オブ・ザ・イヤーに輝いている。
20歳の彼は現在、FIAF2選手権で3位につけており、ザウバーF1チームのリザーブドライバーを務めている。
2023年からアンドレッティ・チームのリザーブ兼開発ドライバーを務めるマロニーは、すでにフォーミュラEの経験もあり、何度かテストを完了している。
マロニーはフォーミュラE参戦を決め、次のようにコメントした。
「ローラ・ヤマハABTチームの一員となることをうれしく思い、このエキサイティングな挑戦を楽しみにしています。チャンピオンシップのことはすでによく知っており、これは私にとってまったく新しいステップです。ルーカスがチャンピオンになったときを含め、過去何シーズンも彼の戦いを追いかけました。彼から多くのことを学び、ともに自分自身とマシンの開発を前進させていきたいです。私達のパッケージがどれだけ優れているかはサンパウロに行ってみないとわからないですが、フォーミュラEでは経験がカギになるため、できるだけ早く追いつけるように全力を尽くします」
マロニーはすでにイタリアのヴァラーノでテストに合流し、スペインでも新車に乗り込んでいる。
FIAフォーミュラE世界選手権は、12月7日にサンパウロで開幕する。
11月初旬には全チームがスペインのバレンシアに集結し、唯一の公式テストセッションが行われる。
2024/25シーズンに向けて、ローラと技術パートナーであるヤマハ発動機が開発したパワートレインを使用するチームがフォーミュラEの舞台で戦いを始める。
出典:https://www.fiaformulae.com/en/news/509022