フォーミュラE ウェーレインがチャンピオン獲得

フォーミュラE ウェーレインがチャンピオン獲得

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シーズン10のチェッカーフラッグが振られ、ポルシェのパスカル・ウェーレインが新チャンピオンとなった。

2023/24シーズンのFIAフォーミュラE世界選手権がロンドンで幕を閉じ、初めてドイツ人ドライバーがドライバーズチャンピオンに輝いた。
ポルシェのパスカル・ウェーレインは、7ポイント差でシーズンファイナルに臨んだ計3人のドライバーのうちの1人で、チェッカーフラッグが振られた瞬間に自力チャンピオンを決めた。
レースでウェーレインは、ライバルのミッチ・エバンスとニック・キャシディに次ぐ4番手からスタートした。
レースは劇的な展開となり、キャシディがレース終了間際に接触によるパンクでリタイヤとなり、エバンスはアタックモードを作動させることができなかったためタイムロスを喫した。
特にエバンスは、ウェーレインの前に出て頑強なディフェンスを行っていたため、終盤のアタックモードを作動させ損ねたことが決定的となった。
これによってウェーレインはライバルより上位を確保することになり、自力でのチャンピオンを獲得した。
フォーミュラEタイトルを獲得したウェーレインは次のようにコメントした。

「予選ではトップ4に入っていたけれど、2台のジャガーが前に入っていました。決勝ではライバルの前でゴールしたドライバーがチャンピオンになることはわかっていたため、アグレッシブに攻めなければならなかったです。レース序盤から仕掛けてプレッシャーをかけなければならなかったですし、レース中も何度かオーバーテイクを試みましたが、彼等のディフェンスが良かったです。レース中は接触もありましたが、最終的にはチームと自分にとって最高にハッピーなレースでした。また、グランドスタンドは満員で、ファンからの歓声が車内に響いてくるのには興奮しました。無線でチームが叫んでいるのを聞いたり、テーブルを叩いたり、泣いたり、拍手したりするのが好きです。良い予選やレースではいつもこの感覚を味わうことができますが、今日はいつもより音量が大きかったです」

ロンドンのダブルヘッダーでは今季最高のパフォーマンスを見せたウェーレインだったが、第15戦の勝利後も楽観視せず、常に集中していたと語る。
その中でハードワークを続けたことで栄冠をもたらした。

「シーズン中はいつも自分にプレッシャーをかけているので、プレッシャーに負けることはありません。ロンドンでは2レースとも勝つというプレッシャーを自分に課しており、最後の2レースが計画通りにいかなかったとしても言い訳はできません。毎日、毎朝、毎晩、そしてトレーニングのたびに自分に”お前ならできる”と言い聞かせて信じてきました。そして今回はそれを完璧に実行し、最初からこれまで以上に強く感じました。チャンピオンになり、この後はチームと一緒にお祝いしてトロフィーを飾ります」JL307138

出典:https://www.fiaformulae.com/en/news/504244

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