フォーミュラE 2024 ROUND13 ポートランド E-PRIX 決勝ハイライト

フォーミュラE 2024 ROUND13 ポートランド E-PRIX 決勝ハイライト

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R13 – ポートランド

フォーミュラE 2024シーズンの第13戦であるアメリカ/ポートランドでのレースが開催された。

フォーミュラE世界選手権は、第13-14戦としてアメリカのポートランドでE-Prixを開催した。
アメリカではこれまでもフォーミュラEを開催してきたが、マイアミ、ロングビーチ、ニューヨークに続き、現在はオレゴン州ポートランドで開催されている。
昨年に初開催で成功を収めたイベントであり、今シーズンはダブルヘッダーとして開催される。
ポートランドはアメリカ合衆国オレゴン州にある都市だ。
オレゴン州最大の都市であり、50万人以上が暮らす地域となっている。
ポートランドは環境に優しい都市であるとされており、全米1位の評価を得ている。
また、全世界でも、アイスランドのレイキャヴィークに次いで第2位とされている
フォーミュラEが開催される6月の平均気温は22℃-11℃となっており、過ごしやすい気候だ。
サ―キットはフォーミュラE特有の市街地サーキットではなく、完全な常設サーキットとなる。
全長は3.19kmと、フォーミュラEの開催コースとしてはやや長めとなるが、圧倒的に直線の区間が長い。
特にホームストレートと裏ストレートの2本の直線は、Gen3マシンのパワーを十分に発揮できるだけの距離がある。

2024シーズンはGen3マシンを継続使用する。
最大パワーの350kwを使用する予選は十分なパフォーマンスを見ることができ、決勝は300kwで争われる。
ブレーキの回生エネルギーが重要であり、レースで使用するエネルギーの約40%が回生によるものとなっており、効果的なエネルギーマネジメントが求められる。

予選

予選では、2つのグループで行われるグループ予選で好タイムを出した上位4人がデュエルステージに進み、直接対決勝負が行われる。
グループ予選から熾烈なタイム争いが繰り広げられた。
グループAでは、キャシディ、エバンスのジャガー勢が走行した。
トップタイムはマクラーレンのヒューズが獲得し、2番手にはエバンスが続いた。
そこにディ・グラッシとモルタラが続き、キャシディは7番手で敗退となった。
グループBではウェーレインとデニスのチャンピオン候補が走行した。
トップタイムはティクタムが記録。
そこに僅差でダ・コスタ、フラインス、ナトが続いた。
ウェーレインとデニスはそれぞれ5番手と6番手で敗退となった。
また、日産のローランドは体調不良で欠場となり、カイオ・コレットがデビューして7番手タイムを記録した。

トーナメント予選では、ミスの許されないバトルが行われた。
トーナメントファイナルでは、エバンスとナトが対決。
序盤はナトが先行したものの、中盤からエバンスが逆転してポールポジションを獲得し、チャンピオンシップに貴重な3ポイントを獲得した。
2番手にはアンドレッティのノーマン・ナト。
3番手はマクラーレンのジェイク・ヒューズ。
4番手はエンビジョンレーシングのロビン・フラインスとなった。

レーススタート

レースがスタートし、ターン1ではポールのエバンスがトップを維持したが、すぐにヒューズを前に行かせた。
5周目、ヒューズのリアタイヤにトラブルが発生して、早々に戦線離脱となる。
そして上位争いはペースを大幅に落として団子状態になりながら進行していく。
12周目にはホームストレートで5ワイドを見せた。

中盤のアクション

レースが中盤に入ると、チャンピオンシップ争いを行うドライバーが上位に顔を出し始める。
ポールのエバンスは上位を維持し、キャシディとウェーレイン、更にはデニスがトップ5に入ってくる。
15周目、エバンスに5秒ペナルティが課せられる。
これは序盤にヒューズに対して接触した件でのペナルティとなり、タイム差が少ないポートランドでは非常に痛いペナルティとなった。
17周目、キャシディが2回目のアタックモードを消化し、集団の中へ入る。
そこからすぐにペースを上げ、裏ストレートで数台を抜くと、次々に上位ドライバーを抜かしていった。

終盤のバトル

23周目、キャシディがそのままの勢いでトップに浮上して先頭を走る。
24周目に入ったところで、チームメイトのエバンスが2位のダ・コスタに対してバトルを仕掛け、2位に浮上する。
これによりジャガーの1-2体制が完成し、更にエバンスは5秒ペナルティがあるため順位を上げることはしないと予測されたことで、ほぼキャシディの優勝が確定的になった。
しかし、トップのキャシディがまさかの事態に陥る。
26周目、ファイナルラップ1周前のS時で、キャシディが単独スピンを喫した。
これによりポイント圏外まで順位を下げ、ノーポイントなった。
トップでチェッカーを受けたのはエバンスだったが、5秒ペナルティが適応されたことで8位となり、変わってダ・コスタが優勝となった。
2位は、エンビジョンレーシングのロビン・フラインスが入り、久々に存在感を見せた。
3位は、DSのジャン-エリック・ベルニュとなった。

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出典:https://www.fiaformulae.com/en/results?season=84467676-4d5d-4c97-ae07-0b7520bb95ea&race=5a350b6c-fd04-4fb1-a4b8-458170d362cd&tab=race

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