フォーミュラE 2025シーズンカレンダーが発表
フォーミュラEは、FIAフォーミュラE世界選手権シーズン11の暫定カレンダーを発表した。
フォーミュラE史上初めて、1シーズンで11箇所の象徴的な開催国で、合計17レースを戦うことになる。
お馴染みのメキシコシティやディルイーヤでのレースを初め、選手権では初となるモナコでのダブルヘッダーレース、そして東京でのダブルヘッダー、更にはジャカルタの復活等、数多くのイベントがカレンダーに並んだ。
シーズン11は2024年11月4~7日にバレンシアでプレシーズンテストを行う予定となっており、12月7日にサンパウロで開幕する。
年を跨ぐシーズンは久々となる。
また、11月のテストからGen3Evoがデビューする。
0-60mphをわずか1.82秒(現行のGEN3より36%速い)とした新型レーシングカーが正式に走行を行うため、プレシーズンテストからで注目が集まるだろう。
2025年2月14~15日にはディルイーヤの新しい会場でシーズン最初のダブルヘッダーが開催される。
2025年4月12日にはシーズン1以来のマイアミに戻ってくる。
ホームステッド・マイアミ・スピードウェイは、数十年にわたりNASCARとインディカーのレースを開催してきた伝統と実績があるサーキットだ。
モナコでは、モナコ・サーキットをフルに使って2戦連続のレースを開催する。
そして、世界でも有数の人口の多い都市である東京で初めて公道が閉鎖され、大成功を収めた東京E-Prixは、二度目の開催となる来年、2025年5月17~18日にダブルヘッダーレースが開催される。
これにより、今年の二倍のレースを楽しむことができる。
その後に控えるジャカルタも1年ぶりにカレンダーに復帰し、Gen3Evoを迎え入れる。
シーズンフィナーレはシーズン11でもロンドンが努め、ダブルヘッダーでフォーミュラEカレンダーを締めくくる。
また、FIAの世界モータースポーツ評議会後の秋に予定されている正式カレンダー発表に先立ち、新たな開催地との最終的な話し合いが行われているため、1か所がTBCとして含まれている。
フォーミュラEのCEOであるジェフ・ドッズは次のように語っている。
「シーズン11では、電動レースを次のレベルに引き上げ、モータースポーツでこれまでにないことを行います。世界をリードするGEN3 EVOは、世界中のファンの前でデビューします。同時に、2つのまったく新しい場所とダブルヘッダーの組み合わせを追加し、このスポーツをさらに成長させます。新しく改良されたカレンダーは、ドライバーたちがアップグレードしたマシンを限界までプッシュできるようなサーキットの完璧な融合を提供する一方、ストリートレースのDNAと、それが生み出すトラック上でのアクションに忠実であるでしょう」
フォーミュラEの共同創設者兼チーフ・チャンピオンシップ・オフィサーであるアルベルト・ロンゴは、次のように述べている。
「伝統的な開催地をベースにしながら、新鮮な見どころを盛り込んだカレンダーを提供できることに興奮しています。マイアミに戻ることで、アメリカで最も象徴的でスポーツが盛んな都市にホームを構えることができ嬉しく思います。また、モナコでのダブルヘッダーは夢のようです。更に東京のダブルヘッダーも実現し、ジャカルタに戻ってインドネシアのファンを楽しませることも待ちきれないです。最新鋭のレーシングカーがサーキットでデビューし、シーズンを通して17レースが開催されるため、多くのドラマやバトルがあるでしょう」
FIAサーキットスポーツ部ディレクターのマレク・ナワレッキは次のように述べた。
「2024/25年のABB FIAフォーミュラE世界選手権のカレンダーには、来シーズンから導入されるGEN3 EVOの真価を発揮できるサーキットが揃っています。フォーミュラEは象徴的な開催地に戻り、そのDNAを受け継ぐストリート・サーキットを十分に残していることをうれしく思います。また、この新しいシーズンで再び魅力的なアクションが展開されることを期待しています」
出典:https://fiaformulae.com/en/news/501062