フォーミュラ ジャガーがプレシーズンテストで好スタート
ジャガーTCSレーシングは、バレンシアでのプレシーズンテストを終えて、優勝候補筆頭チームとして印象を与えるパフォーマンスを示した。
チームのドライバーを務めるニック・キャシディとミッチ・エバンスの新コンビは、3日間のテストでトップタイムを記録した。
エバンスとキャシディはGen3初年度でチャンピオン争いを演じたドライバーであり、キャシディがエンビジョンレーシングから移籍したことで、ジャガーTCSレーシングの戦闘力が更に上がる可能性が高い。
この二人はフォーミュラE史上最強のコンビであることは間違いなく、チーム代表のジェームス・バークレーはシーズン10で力強いパフォーマンスを発揮できると確信している。
「バレンシアではいつも言っていることですが、タイムから読み取れることはあまり多くありません。しかし、ここまでいいペースで走れていることはポジティブなことです。キャシディが新たにチームに合流したことについては心配していません。昨年度は同じハードウェア(エンビジョンレーシングはジャガー製)でレースをしているので、我々のマシンのニュアンスに慣れるための作業は必要ありません。彼は本当によく馴染んでいます。タイムも出ていますし、走行距離も十分に確保できました。彼がチームとうまく馴染め始めているのは素晴らしいことです」
プレシーズンテストで2つの最速タイムを記録したにもかかわらず、バークレーはフォーミュラEが競争の激しい分野であることを忘れてはならないと考えている。
「モータースポーツでは、すぐに状況が変化することがあります。何事も当然だと思ってはいけません。フォーミュラEの競争の質は素晴らしく、ジャガーI-TYPE 6のベースパッケージは昨年よりも良いベースラインからスタートしなければいけないでしょう。ロンドンから数カ月間、皆がシーズン開始に向けて準備を進めています。今に満足することなく、継続して改善していくことが最も重要なピースです」
出典:https://www.fiaformulae.com/en/news/482105/barclay-on-jaguar-s-strong-start-to-season-10