フォーミュラE バードがマクラーレンに加入
NEOMマクラーレンは、2023/2024年FIAフォーミュラE世界選手権にサム・バードが新たに参戦することを発表した。
サム・バードは、シーズン9をマクラーレンで過ごしたジェイク・ヒューズとともに、マクラーレンチームでシーズン10に挑む。
バードはシーズン1からフォーミュラEに参戦しているベテランドライバーの一人であり、これまでの9シーズンで11勝、26回の表彰台、6回のポールポジションを獲得している実力者だ。
今シーズン末で、3シーズンを共に戦ったジャガーTCSレーシングを去り、マクラーレンへ移籍することになった。
フォーミュラEで最も長く参戦を続けるドライバーのひとりであるバードは、新しいチームで戦うことへの意気込みを語った。
「NEOMマクラーレン・フォーミュラEチームで走り出すことにとても興奮しています。マクラーレン・レーシングのような伝統と名声を持つチームの一員になることは特別な感じがします。シーズン10に向けて、フォーミュラEの先頭を走るためにやるべきことが多くありますが、チームの一員になれてとても気分が良く、シーズンスタートが待ちきれません。シーズン10でチームとともに成功を収めるために、やる気と意欲に満ち溢れています」
2004年にフォーミュラBMWでシングルシーターのキャリアをスタートさせたバードは、2005年に同シリーズで準優勝。
その後、フォーミュラ・ルノーやフォーミュラ3、GP2シリーズに参戦し、ウィリアムズ・レーシングやメルセデスなど、数々のF1チームとの仕事を経験した。
2014年からはFIA世界耐久選手権(WEC)にも参戦を開始し、2014年はGドライブ・レーシングでLMP2クラス優勝を果たし、2016年にはAFコルセでLMGTE Proクラス2位を獲得している。
NEOMマクラーレン・レーシングのマネージング・ディレクターであり、NEOMマクラーレン・フォーミュラEチームのチーム代表であるイアン・ジェームズは次のようにコメントした。
「サムがジェイクとともにシーズン10からチームに加わるというニュースを発表できることは素晴らしいことです。サムはフォーミュラEだけでなく、他のカテゴリーのレースでも実績があり、彼の経験と決意は、これから始まるエキサイティングなシーズンに向けてチームに活力を与えてくれるでしょう。この契約は、シーズン10を成功させるという彼のハングリー精神とコミットメントを明確に示しています。サムとジェイクのふたりのドライバーは、すでにチームに自信を与えています」
マクラーレン・レーシングのCEOであるザック・ブラウンは、次のように付け加えた。
「サムをマクラーレン・レーシング・ファミリーに迎えることができて光栄です。フォーミュラEでの活躍を通じて、サムは素晴らしい才能の持ち主であることを証明してきました。シーズン10でNEOMマクラーレン・フォーミュラEチームにさらなる成功をもたらすために、彼の経験と専門知識を活用したいと考えています。ジェイクとともに、私たちはフォーミュラEのグリッドで最強のコンビを組むことができると確信しています」
出典:https://www.fiaformulae.com/en/news/476461/sam-bird-joins-neom-mclaren