フォーミュラE フラインスがエンビジョンへ復帰
ロビン・フラインスはフォーミュラE世界選手権のシーズン10でエンビジョン・レーシングに復帰する。
フォーミュラEで2度の優勝経験を持つオランダ人ドライバーであるロビン・フラインスは、シーズン5からシーズン8までの4シーズンを同チームで過ごし、シーズン9はABT CUPRAに在籍してレースを戦った。
GEN3時代の幕開けを新チームで過ごしたが、思うような成績を残すことができずに下位争いを続けるシーズンを送った。
古巣のエンビジョン・レーシングが好調な成績を残す中で、苦しい戦いを強いられたフラインスだったが、ジャガーTCSレーシングのサム・バードの後任としてニック・キャシディがジャガーへ移籍するため、空いたエンビジョンのシートに戻ることになった。
フラインスは、慣れ親しんだチームへの復帰となり、シーズン10ではタイトルを獲るために走ると語った。
「このチームを離れて1年が経ち、エンビジョン・レーシングで再びシーズンをスタートできることをとても楽しみにしています。チャンピオンを獲得しているチームに参加できるのは素晴らしいことです。エンビジョン・レーシングは毎シーズン、数々のトップ争いを繰り広げていました。ここには素晴らしいマシンがあり、更に競争力を高めることが目標です」
エンビジョン・レーシングのマネージング・ディレクター兼CTOであるシルバン・フィリッピは次のように語った。
「ロビンが1年ぶりにチームに戻ってきたことは素晴らしいことです。彼は長年にわたってエンビジョン・レーシングで記憶に残る瞬間を経験し、常にトップを争って数々の表彰台を獲得してきました。ロビンとセバスチャンのコンビネーションは強力なものになるはずですし、シーズン10に向けてスタートを切るのが待ちきれません」
フラインスのE-Prixでの2勝は、エンビジョン・レーシングでの初年度のパリE-Prixと、シーズンファイナルのニューヨーク・シティE-Prixでのもので、当時のチームランキング4位獲得に貢献した。
シーズン7では、2度の2位表彰台でドライバーズランキング5位を獲得した。
またシーズン8では、4度の表彰台を獲得して高い安定感を見せた。
チームへ復帰するシーズン10は、フォーミュラEチャンピオン経験者のセバスチャン・ブエミとタッグを組むことになり、強力なラインナップであると予測されている。
エンビジョン・レーシング会長のフランツ・ユングは次のように語った。
「我々はロビンの能力を熟知しており、複数シーズンを共に戦ってきました。彼が我々のチームに戻ってくることをチームスタッフ全員が喜んでいます。シーズン10では、ロビンとセバスチャンは強力なコンビになると期待しています。チャンピオンチームとして、来る新しいシーズンも素晴らしい結果を出すことを目標にして戦っていきます」
出典：https://www.fiaformulae.com/en/news/475332/robin-frijns-makes-envision-racing-return
