フォーミュラE エバンスがジャガーとの契約を更新
ジャガーTCSレーシングは、ニュージーランド出身のミッチ・エバンスが契約を延長し、来シーズン以降もフォーミュラE世界選手権でジャガーと共にチャンピオンシップへ挑戦することを発表した。
この契約により、エバンスとジャガーTCSレーシングの関係はフォーミュラE史上最も長い歴史を持つドライバーとチームの組み合わせとなった。
エバンスの長年のチームメイトであるサム・バードがチームを去ることで、エバンスはチームからの絶対的な信頼を得ることになる。
また、このパートナーシップはフォーミュラE世界選手権が始まって以来、最も成功したパートナーシップのひとつでもある。
エバンスは2016年のフォーミュラE初参戦をジャガー・レーシングから行い、それ以来グリッドで最も速く才能あるドライバーのひとりとして広く認められるようになった。
2019年のローマでは、期待に応えてチーム初優勝を飾った。
エバンスとジャガーの組み合わせは、過去7年間で10勝、25回の表彰台、8回のファステストラップ、6回のポールポジション、733のチャンピオンシップポイントを獲得し、強力なコンビを形成している。
また、今シーズンはドライバーズチャンピオンシップを3位で終え、4勝、7回の表彰台、3回のポールポジションと、自己最大のポイント獲得数を記録し、3シーズン連続でタイトル争いを最終戦まで持ち込んだドライバーとなった。
このエバンスの活躍により、ジャガーTCSレーシングはチームチャンピオンシップでも2位を獲得し、ジャガーのカスタマー・チームであるエンビジョン・レーシングに次ぐ準優勝トロフィーを手にした。
来シーズン以降もジャガーと共に挑戦していくことが決まったエバンスは以下のようにコメントした。
「私は2016年からジャガーとパートナーシップを結んでおり、成功したパートナーシップを継続することは自然な選択でした。この7年間、私たちは信じられないような瞬間を過ごしてきました。ジャガーのためにレースをし、チームとともに自分の役割を果たせることを誇りに思います」
ジャガーTCSレーシングチーム代表のジェームス・バークレー氏は以下のようにコメントした。
「ミッチ(エバンス)が2024年のフォーミュラE世界選手権と、それ以降もジャガーTCSレーシングの重要な一員であり続けることを確認できて本当にうれしいです。ミッチは2016年にジャガーがレースに復帰して以来、チームの創設メンバーの1人であり、現在ではジャガーの歴史の中で最も長く活躍しているドライバーの1人です。ミッチは世界で最も才能あるドライバーのひとりであることを何度も証明してきました。これまでの成功をさらに発展させ、ともにさらなるチャンピオンシップに挑戦することを楽しみにしています」
出典:https://fiaformulae.com/en/news/474778/evans-extends-with-jaguar-tcs-racing