フォーミュラE マヒンドラからメルヒが参戦
マヒンドラ・レーシングは、オリバー・ローランドがチームから離脱したことで、残り7戦のドライバー・ラインアップを変更することを発表した。
後任を任されたのは、元F1ドライバーであり、現在は日本でスーパーGTにも参戦しているスペイン人のロベルト・メルヒだ。
メルヒはジャカルタE-PrixからフォーミュラEに参戦し、シーズン3のフォーミュラEチャンピオンであるルーカス・ディ・グラッシと共にマヒンドラチームから参戦する。
マヒンドラは、ローランドとの間でチーム離脱の「相互合意」が成立したと発表している。
ローランドはフォーミュラEの経験が豊富で、これまでに64レースに出場している。
シーズン6の第10戦ベルリンで優勝し、5回のポールポジションと6回の表彰台を獲得している。
しかし、GEN3時代では低迷しており、僅か9ポイントの獲得に留まり、ドライバーズチャンピオンシップランキングも19位となっていた。
後任のロベルト・メルヒは優れたレース経歴の持ち主であり、フォーミュラ・ルノー2.0、スペインF3、イギリスF3、フォーミュラ・ルノー3.5シリーズなどさまざまな選手権で勝利を収めてキャリアを築き、2015年にマノー・マルシャからF1に参戦した。
シングルシーターを極めた後、耐久レースへの参戦をしており、ルマン24時間レースやル・マン・シリーズへ参戦した。
メルヒはフォーミュラEへの挑戦について次のように語った。
「ジャカルタのレースでマヒンドラ・レーシングを代表してフォーミュラEに参戦することは大変光栄なことです。この機会に感謝し、最大限に生かしたいと思っています。ベルリンで行われたルーキーテストでM9Electroをドライブする機会を得ましたが、フォーミュラEは私がこれまで参戦してきた他のどのシリーズとも大きく異なるため、更に学習が必要になると思います。しかし、レースへの準備は万端です。レースウィークが楽しみですし、果敢に挑戦するつもりです」
マヒンドラ・レーシングのCEOであるフレデリック・ベルトランは、今回の契約について次のようにコメントした。
「ロベルトをマヒンドラ・レーシングチームに迎えることができ、嬉しく思っています。ロベルトはトップレベルのレースで素晴らしい経験を積んでおり、主要なチャンピオンシップで良い実績を残しています。彼は先月ベルリンで行われたルーキーテストで素晴らしい走りを見せ、マヒンドラにとって大きな戦力となる可能性を持っていることが分かりました。シーズン途中から参戦することは簡単ではありませんが、ロベルトはチームと一緒に仕事をした経験があるので、見事にチームに溶け込んでくれると確信しています」
出典:https://www.fiaformulae.com/en/news/420620/merhi-in-at-mahindra