ベルリンルーキーテスト ドルゴヴィッチが最速を記録
FIAF2チャンピオンのフェリペ・ドラゴヴィッチ(マセラティMSGレーシング)は、ベルリン・ルーキー・テストで最速タイムを記録した。
ルーキーテストに注目ドライバーとして参加したフェリペ・ドラゴヴィッチは22歳の若手ドライバーだ。
F2でチャンピオンを獲得しており、F1の可能性も十分にあるが、今シーズンはシートを獲得することができずにいた。
その中で参加したフォーミュラEルーキーテストでは、注目選手に相応しい存在感を出し、タイムシートのトップに立った。
ベルリンE-Prixのポールポジションの最速タイムであるマクシミリアン・ギュンターのベストタイムにわずか0.2秒差のタイムを記録し、競争力の高さを見せた。
現DTMチャンピオンのヴァン・デル・リンデは、午前セッションでトップタイムを出すものの、午後はペースを上げることができず、アタック中にエアプレーンターンで壁にぶつかって右フロントとフロントウイングを失って、最終的には16位となった。
FIAF3の王者であるマルティンスは、ドラゴヴィッチから0.1秒差のタイムを記録して総合2位となっており、期待の新人が早速好タイムを残す結果となった。
また、現在FIAF2へ出場しているマロニーは僅差の3位でチェッカーフラッグを受けている。
4番手には元F2ドライバーのギオットが入り、午前中の走行で記録した2番手タイムと共に両セッションで上位に食い込んだ。
以下、スクーデリア・フェラーリのリザーブドライバーであるロバート・シュワルツマン、マヒンドラ・レーシングのリザーブドライバー、ジェハン・ダルバラが続いた。
ルーキーテストの結果はあくまでも参考値だが、現在のフォーミュラEドライバーと互角に戦えるルーキードライバーは各チームの首脳陣がチェックを続けていくだろう。
トップタイムのドラゴヴィッチは次のようにコメントした。
「フォーミュラEでの最初のテストは本当に良かったです。運転していて本当に楽しかったですし、ポジティブな驚きがありました。GEN3は間違いなく私の期待を超えていました。ブレーキは今まで使っていたものとは全く違うもので、これまでとは違う方法でブレーキをかけなければならず、慣れるのに少し時間がかかりましたが、適応することをできたと思います。チームはとても歓迎してくれて、まるで家にいるような気分でした。このチームは、私がこれまで働いてきたどのF2チームよりも規模が大きく、さまざまなレベルの人たちが関わっていましたが、親密にサポートしてくれる環境のように感じられました」
出典:https://fiaformulae.com/en/news/419335/drugovic-fastest-at-berlin-rookie-test