フォーミュラEレーサーの夏季トレーニング

フォーミュラEレーサーの夏季トレーニング

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フォーミュラEのレースシリーズは午前7時30分から始まり、45分間のレースを含む4つのセッションで争われる。
フォーミュラEドライバー達は、レースが行われる朝早くから準備を行い、丸一日を忙しく過ごす。
そんな彼らがどのような体調管理とトレーニングをしているか確認していく。

過酷な環境への適応

フォーミュラEのレース中に、彼らはかなりの耐久性を必要とする。
フルブレーキング中には、ドライバーの体重の約3倍のGフォースが発生し、それに耐えながらブレーキを繊細に調整しなければならない。
また、フォーミュラEでは基本的に狭いストリートサーキットを高速で走行するため、アドレナリンが多く発生して心拍数が200bpmに急上昇する。
特設のストリートサーキット故、通常のサーキットにはないような路面なうねりやギャップが多く存在し、ストレートも短いことから、一周する間に休憩を取れるタイミングが非常に少ない。
昨シーズンのサンティアゴE-Prixでは、決勝レースでの気温が44度に達したため、厳しい気象条件もドライバーにとって大きな課題となる。
レース中の気温が低い場合でも、発汗により最大2リットルの水分が失われる可能性があり、高温でのレースでは倍以上になる可能性もある。
世界屈指の一流ドライバーが集うフォーミュラEで優勝するために1つ確かなことは、ドライバーが最高の体調である必要があるということである。
これはシリーズチャンピオンを獲得するための重要な要件でもある。

集中的な夏休み

それでは、ドライバー達はどのようにして最高の肉体を手に入れているのか。

メルセデスベンツEQのドライバーを務めるストフェル・バンドーンは夏の間にしばしばモナコに戻っており、ジムでランニングやトレーニングをしていた。
フォーミュラEのオフシーズンである4か月の夏休みは長いように見えるかもしれないが、これらの期間は集中トレーニングプログラムで忙しい時期だ。高レベルのパフォーマンスを実現するために欠かせないので、トレーニングのほとんどはモナコで行いました。


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Off season grind 💨👊🏼

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バンドーンの様に、多くのドライバーは、ジョギングや重量挙げ、その他のさまざまなスポーツを活用してトレーニングに励んでいる。

ワークス参戦のポルシェチームのドライバーであるアンドレ・ロッテラーも同様である。
サイクルトレーニングを続け、クロスフィットトレーニングをいくつか行い、冬にはクロスカントリースキーをします。

メンタルヘルスも重要

更に、身体トレーニングだけでは頂点を取るには十分ではない。
ジャガーチームのエバンスはメンタルトレーニングにも精力的に取り組んでいる。
私のトレーニングは、体力だけでなく精神的な健康にも焦点を当てています。そうすれば、周りの環境に左右されずに強い精神力で自らをコントロールすることが可能になるからです。

RIYADH STREET CIRCUIT, SAUDI ARABIA - NOVEMBER 22: Pascal Wehrlein (DEU), Mahindra Racing on the grid during the Diriyah E-prix I at Riyadh Street Circuit on November 22, 2019 in Riyadh Street Circuit, Saudi Arabia. (Photo by LAT Images)

マヒンドラのウェーレインも同じようにメンタルトレーニングを最も重要な側面として説明している。
メンタルフィットネスがより重要だと思います。身体トレーニングに関しては、ある時点で限界に達し、それ以降はパフォーマンスを改善できなくなります。メンタルフィットネスは異なります。精神的に強くなるにつれて、パフォーマンスは向上し続けます。

ビーガンダイエット

ドライバーにとって、体重はレース中に重要な役割を果たす。
そのため、普段の食事はレースの勝敗を分けることもある。

興味深いことに、現F1王者であるルイス・ハミルトンと、現フォーミュラEチャンピオンであるジャン・エリック・ベルニュの二人はどちらもビーガンの食事療法を実施している。
そして夏以来、ヴァージンレーシングのサム・バードは動物性食品を避けることを選択した。
その結果、サム・バードは開幕戦までに6キログラムの減量を行い、そしてディルイーヤでのレースですぐに優勝して見せた。
彼は優勝時のインタビューで「自分自身で設定した目標を達成するために、追い込みトレーニングでハーフマラソンを走りました」と語った。


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‘Bird in Flight’ running the Bournemouth half marathon last weekend for @macmillancancer

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好調なサム・バードだが、この新しい食事法は彼自身の考えではなかった。
妻は私にビーガンダイエットを試してみるよう勧めてきました。元々は半信半疑の食事療法でしたが、いざ実践してみると間違いなく自分自身の違いに気づきます。私は今までよりももっとエネルギーがあるように感じ、まるで足に羽があるかのように軽く感じます

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